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香取慎吾が飯島三智マネージャーへの思いを告白!「言葉が見つからないくらいに、この人と一緒に仕事をしたい」

 想像以上の深い絆だが、しかし彼らにしてみれば、これは当然の選択だったのかもしれない。2016年1月のSMAP分裂騒動時の検証記事でも書いたが、SMAPにとって飯島氏はたんに、「育ての親」とか「恩人」というレベルの存在ではない。【https://lite-ra.com/2016/01/post-1896.html

 SMAPが旧来のアイドルを超えた国民的存在になったのは、まさに飯島氏のプロデュースによるものだった。ジャニーズ事務所から見捨てられた存在だった5人の才能を見出し、司会者にキャスター、バラエティ、脇役や性格俳優でのドラマ出演、アーティストとのコラボレーションなど、それまでのジャニーズタレントが絶対やらないような挑戦を次々やらせ、アイドルのありように革命をもたらした。現在、ジャニーズ事務所のタレントがこれだけ活躍できているのも、彼女とSMAPが新しいマーケットを切り開いた結果だ。

 香取は飯島氏を“その人が「A」と言えば、「オッケー。あなたが言うならAで」”と語っているが、飯島氏は彼らに正解以上の「A」を与え続けてきたのだ。3人がリスクをおかしてでももう一度飯島氏と仕事をしたいと考えたのは、浪花節的なものではなく、そのプロデュースへの絶対的信頼感が大きかったのではないだろうか。

 そして、飯島氏は実際に3人の期待に応えてみせた。2トップと呼ばれた人気メンバーがいない、地上波で取り上げてもらえない、共演者が限定される、SMAPの歌が歌えない……いくつもの不利な条件を抱えていた3人だが、そんなことをものともせず、SMAPの始まりの頃のように、次々と新しいチャレンジをやらせることで、そのブランドイメージをむしろ分裂騒動以前より高めていった。

『新しい地図』と名乗るサイトのいきなりの開設。AbemaTVでの『72時間ホンネテレビ』放送、SNSへの挑戦。ネットという新しい世界でゲリラ的に活動する一方、サントリーというナショナルクライアントのCMを新たに獲得したり、パラリンピックサポーターというメジャー感のある仕事もおさえる。これまでジャニーズに限らず大手事務所を独立したタレントたちのように芸能界のしがらみに阻まれて難しいだろうと思われた歌や映画も自力でプロジェクトを立ち上げようとしている。

 とくに印象的だったのが『72時間ホンネテレビ』だ。年下キャラで内向的だった香取が、数々のアイデアを打ち出し2人を引っ張り、この対談の欽ちゃんもそうだが手をさしのべてくれる共演者たちに積極的にからんでいく。5人のなかで埋没しがちだった稲垣が、香取・草なぎの年下仲良しコンビをさりげなく守る姿や、クールなイメージを破って生の感情をさらけ出す姿。まるで解散騒動などなかったかのような草なぎの天然で自由奔放な言動。かつてのSMAPにあった自由な空気を再現しながら、3人の新しい魅力を見事に引き出した。

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