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芸能人が政治的発言を自粛する風潮にAAAメンバーのSKY-HIが異議…「人前に立つ人こそ意見を言うべき」

SKY-HI「ミュージシャンやタレントこそ意見を言うべき」

 先日本サイトでは、「共謀罪」に反対の声をあげた芸能人や文化人を紹介した記事で、彼の〈トランプ政権以降の国家間、人種間の軋轢や日本でも共謀罪の衆院通過とかなってくると戦争の気配は感じずにいられない〉という発言を取り上げているが、5月29日、SKY-HIは自身のツイッターアカウントにこのような投稿を行った。

〈社会的な話をツイートしたり伴ってハッキリと意思を持った発言をすると、面白いくらい…時には軽く数万単位でフォロワーが減るんだけど、それは兼ねてから言われている「芸能人(って言葉も最早嫌いなんだけど)は政治、宗教、野球チームの話はしてはいけない」って話と繋がるのでしょう。〉
〈でもそうやって出来上がった日本のエンターテイメントがどんどん嘘や無味無臭になっていくのは面白くないし、第一もう古いとしか思えないから、自分は発言します。「海外のアーティストの様に…!」って訳ではないんだけど、クリエイティブの壁の前に存在する、意識の壁が気になってしまう〉

 彼のツイッターをフォローしていたということは、その人も元々はSKY-HIのファンであったはずなのだが、ただ単に社会的な発言をしただけでフォローが外されてしまうというこの事実から、前述したような「芸能人風情が偉そうに語るな」という世間の風潮や、芸能人が社会に対して問題提起することへのアレルギー反応が垣間見える。しかし、彼は、だからといって「自主規制」のようなかたちをとることを良しとしない。続けて、このようにツイートした。

〈人前に立つ立場の人間が、まるで性器でも隠すかの様に自分の意思や主張を言わない、嘘でも良しとするってのは、違和感しか感じないし、少し話は逸れるけれど間違いや過ちを集団ネットリンチする姿勢も、アンチグローバルに感じるし、世界の成長から取り残される日本と単純にダブるのです。〉
〈本来、人前に立つ機会が多いミュージシャンやタレントこそ、明確に意思や主張を発言するのも、SNSがある以上そこに反映されるのも当然のことに思います。皆で予定調和の無味無臭な平均点を作る事と「エンターテイメント」は真逆でしょう本来。〉

 そのような姿勢はSNSだけではなく、作品づくりにおいても徹底して貫かれている。5月31日にリリースされたシングル「Silly Game」にはこんな歌詞が含まれており、同調圧力や排他主義について言及したり、トランプ政権の強権的な政策について揶揄している。

〈一声かけ綺麗に整列/外れモノを皆で軽蔑/側から見ればどうにもCrazy/メーデーメーデー/提言、となんとも聞こえのいい命令/秩序は暴力とplaymate〉
〈人が使う正義はトランプ/裏表隠し押し付けるジョーカー/大将、売ってくれその名誉〉

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