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松井知事は否定も、清水健アナはやっぱり維新から出馬する!? 読売テレビ社員も一緒に退社し選挙サポート説も

 そんなポエム調の挨拶にかぶせて、番組のエンディングテーマ「走れシミケン」(円広志)を流すお涙頂戴の演出。清水氏の降板に合わせて、番組は「シミケン卒業ウィーク」と銘打ち、大々的に彼の花道をつくっていた。過去の現場取材映像やインタビューをする様子、マラソンを走る姿、交流があるコブクロからのメッセージなどを次々と流し、到底ニュース番組とは思えない一局アナの“卒業ショー”に仕立て上げていたのである。

 この茶番ともいうべき降板・退社劇以降も清水氏は一貫して出馬を否定し、今回の報道に対しても「維新の会からそういう話は全く聞いていません」と毎日新聞にコメントしている。松井知事も「がん撲滅の活動を一生懸命にしておられ、ご本人も講演と子育てで多忙と聞いている」「全くありません。政治的オファーは一切しておりません」と全否定した。

 しかし、大阪の政界関係者や民放関係者からは「出馬は確実」という話が次々と漏れ伝わってくるのだ。

「清水氏は、退社を発表した昨年末、堺市内の飲食店経営者のもとに『来年はよろしくお願いします』と電話で挨拶をしている。維新の議員に連れられて彼がよく顔を出す店なのですが、その経営者は『いまは事情があって言えないけど、彼は必ず出る』と言っています。『橋下さんから、ギリギリまで出馬は隠せと言われている』とも」

 と話すのは、大阪の政界関係者である。また、在阪民放局の関係者は、清水氏の退社に合わせるように読売テレビ関係者が相次いで退社したことを証言する。

「長くマーケティングの仕事、つまり視聴率のリサーチなどを担当してきた30代後半の男性社員がやはり1月末で辞めたそうなんですが、退社後について一切言わない。ここへ来て、局内で出てきた噂が清水氏の選挙参謀をするらしい、と。テレビ局の高収入をなげうって、地方の一首長の選挙スタッフなんて割が合わない気もしますが、頭のいい人らしいので、その後の計算もできているんだろうとささやかれています。
 また、清水氏がキャスターを務めた『ten』の派遣ディレクターのなかにも、彼を手伝うということで辞めた人がいるそうです。まあ、派遣ディレクターなんて、正社員と違ってひどい扱いですから、どうでもいいんでしょうが」

 堺市長選の候補者選定は、同市出身の日本維新の会幹事長、馬場伸幸氏に一任されている。その馬場氏周りではこの1カ月、別の維新議員の名前が飛び交ったり、「誰も決まらなければ馬場氏自身が出馬も」といった噂が出ては消えしている。しかし、これらも完全に目くらましの陽動作戦だという見方がもっぱらだ。

 それを裏付けるように、維新関係者からも意味ありげな発信が続く。橋下徹・前大阪市長肝煎りの区長公募で天王寺区長を務めた(そして、橋下氏の引退と同時に辞任した)水谷翔太氏は今月初め、長谷川豊氏が衆院選で維新から出馬することが明らかになると、フェイスブックに〈次は堺市長選挙にアナウンサーシミケン擁立。いろいろありますがほぼ確定すね〉と書いていた。この投稿は現在、閲覧不能になっているが、今回の報道を受けて再びこう投稿している。

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