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「アイドルはクソ」発言で大炎上した濱野智史が「僕がクソ」と涙の公開生謝罪…アイドル共産党宣言とは何だったのか

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放送中に涙をみせる場面も(ニコニコ生放送『濱野智史の告解と懺悔──PIPとは何だったのか』より)


「アイドルはもちろんクソなんかじゃありません! 僕がクソなだけです!」

 社会学者・批評家にして、アイドルグループ・PIP(Platonics Idol Platform)のプロデューサーである濱野智史が、11日に配信されたニコニコ生放送の番組『濱野智史の告解と懺悔──PIPとは何だったのか』のなかで涙ながらこのように謝罪し、一時ツイッターでトレンド入りするなど話題となった。

 なんのことやらさっぱりわからない人も多いと思うので、順を追って説明したい。

 濱野智史は『アーキテクチャの生態系──情報環境はいかに設計されてきたか』(NTT出版)などで知られる社会学者で批評家。2008年に出版された著書のなかで彼は、2ちゃんねる、mixi、ニコニコ動画など国産のウェブサービスを例に挙げつつ、日本国内における情報環境について鋭く論じてみせた。

 この本の出版以降、濱野は気鋭の若手評論家として一気に注目を集めるようになる。しかし、その数年後、誰も想像もしなかった事態が起こるのであった。

 当時人気絶頂だったAKB48、特に、島崎遥香にハマってしまい彼はアイドルオタク化。12年には『前田敦子はキリストを超えた──〈宗教〉としてのAKB48』(ちくま新書)という、どうかしているとしか思えないタイトルの新書を出版し、さらに、AKBだけでなく他の地下アイドルのライブにも通いつめるようになる。そして、好きが高じて14年からは前述のPIPを運営。自らアイドルのプロデュースにまで乗り出してしまったのであった。

 気鋭の社会学者がアイドルをプロデュースという驚きの展開に、PIPはグループ開始当初こそ大きな注目を集めるのだが、良い時期は長くは続かない。メンバーは次々に卒業していき、翌年の10月には初お披露目の22人から6人にまで減ってしまった。

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