「SMAPのメンバーに会うと、一番愛想よく話しかけていました。とくに中居にはなついていて、飲みに連れて行ってもらうこともあったらしい。二人で『嵐の櫻井が脅威だ』と語り合っていたという記事が女性週刊誌に載ったこともあったほどです。実際、それまではあまりSMAPの悪口を言ってるのを聞いたこともなかった。ところが、SMAPの独立騒動以降、手のひらを返したように、悪口を言い始めたんです」(ジャニーズ関係者)
そういえば、国分に限らず、SMAP騒動以降、所属タレントたちは「SMAPでさえ事務所に逆らったらあんな目にあう」と震え上がり、事務所の“女帝”メリー喜多川副社長と、その娘である藤島ジュリー景子副社長に忠誠を誓うような動きを見せていた。例えば、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞の授賞式でジャニー、メリー、ジュリー氏に謝辞を述べた嵐の二宮和也、「事務所に感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう」とSMAP批判・事務所擁護を展開した滝沢秀明、SMAPの功績をなかったかのように嵐をもち上げる後輩タレントたち……。
そんななかで、空気を読むのに長けた国分が、手のひらを返したのは当然ともいえるだろう。
「SMAP全盛の頃は中居にも尻尾をふっていたが、独立騒動が起きて、これはSMAPが干される流れだと、事務所に乗っかったということでしょう。まあ、もともとハラのなかではSMAPを敵視していた部分はあるかもしれませんが、基本的には計算だと思いますよ」(週刊誌記者)
そう考えると、今回の『ビビット』でのコメントも計算ずくのような気もしてくる。世間の空気に乗っかってSMAPの感動を煽りながら、一方でメリー氏やジュリー氏が溜飲を下げられるように、負の要素も強調しておく。そう考えると、見事なコメントと言えなくもない。
意外なことだが、国分のレギュラー番組は『ビビット』だけでなく『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ)、『男子ごはん』(テレビ東京)、『たけしのニッポンのミカタ!』(同)とジャニーズタレントのなかでもトップクラス。さらにニホンモニター調べの今年上半期のタレント出演本数ランキングでは数多くのタレントを押しのけ、366本とトップを飾っている。しかもそれは14年、15年と2年連続なのだ。
もしかしたら、国分はこうした空気を読み、強者に擦り寄るしたたかさで、こうした地位を築いてきたということなのかもしれない。
(時田章広)
最終更新:2016.12.27 09:00