「バーニングはレコ大と同様、NHKの紅白にも大きな影響力をもっていますからね。NHKがバーニングと相談した上、EXILEの出場を急遽とりやめたのではないかといわれています。しかも、LDHは枠をそのままひとつ減らされた」(前出・芸能記者)
紅白出演者が正式に発表される数日前、ピコ太郎と一緒に音ネタ芸人枠としての出場が内定していたオリエンタルラジオ率いるRADIO FISHが、正式な出場者に格上げされたが、これもどうやらEXILEが原因だったらしい。
RADIO FISHが急遽格上げになったことについては、今年いっぱいで解散することが報じられているSMAPのために白組の枠をひとつ残していたが、出場が絶望的なったから、という見方もあるが、前出記者はこれをこう否定する。
「NHK側は何とか『紅白歌合戦』で有終の美を飾ってほしいと考えているようですが、SMAPとの交渉ははじめから絶望的。来月26日に最終回を迎える『SMAP×SMAP』(フジテレビ)の内容ですらどんなかたちになるか不透明な状態です。こういった状況もあり、NHKはSMAPについては始めから『サプライズ枠』で交渉を進めてきたんです。そうすれば、12月の終わりまで交渉の期間が延ばせますから」
SMAPとの交渉に関しては、籾井勝人会長自ら直接交渉に出向くことも辞さない構えを事あるごとに公言している。籾井会長は「12月30日まで時間はある」とも語っているが、それはジャニーズ事務所側も同じ考えのようだ。「週刊文春」11月17日号ではジャニーズ事務所幹部が「いまだメンバーたちから『イエス』が出てこない。紅白の判断のリミットは十二月中旬だと思っています。ギリギリですが、サプライズで出ればいいのですから」とも語っている。こういったこともあり、RADIO FISHが急遽入ることとなった「白枠における謎の一枠」はSMAPではないのである。
こうしたことを考えあわせても、やはりEXILEの紅白不出場は、レコ大買収で急遽、落選処分になった可能性が非常に高い。
「LDHが請求書を漏らしてしまったことに対して、バーニング側は相当怒っています。このところ、HIRO・上戸彩夫婦の不仲報道が次々出てきてますが、これもバーニングがバックにいたら、考えられないこと。紅白もEXILEが出ないだけでなく、LDHは枠をひとつ減らされてしまっているわけですからね。NHKが忖度したのか、バーニングの圧力かはわかりませんが、明らかにLDHとHIROへのペナルティでしょう。」(前出・芸能記者)
しかし、問題なのはこうした“処分”が秘密裏に行われていることだ。レコ大買収という重大な不正を一切説明せず、こんなかたちで幕引きをはかるバーニングとLDHのやり方は到底、許されることではない。
ところが、マスコミはそれを見て見ぬふりをし、公共放送であるNHKまでがその裏取引に協力する。まさに腐りきった芸能界というしかない。
(時田章広)
最終更新:2016.11.24 09:06