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AV男優・監督の二村ヒトシが「婚活相談」で驚きの提案!「アナルを掘られてみては?」「恋愛なんて趣味でやるもの」

 本書ではその真意について詳しくは述べられていないのだが、先日出版された、著述家・湯山玲子氏との対談本『日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』(幻冬舎)で、二村氏はこんな発言を残していた。

「彼のチンチンが役に立たなくなったなら、もしくは彼がそれを「女を支配するため」にしか使わないなら、手や口で愛撫してメロメロにした後に、指を使ってお尻を掘るべきだということです」
「通常の射精なんて、本当に物理的な、あるいは女性への支配欲だけの、実にちっぽけなものなんです。前立腺を自分で意識できるようになってからの射精は、何十倍も、それこそ気絶するほどキモチいいですよ」
「まず男がぶっ壊れないといけないと思うんです。いばってる男性たちは、みんなケツを掘られるべき」

 つまり、「アナルを掘られる」ことで、「こうあるべき」という社会的規範や、ちんけなプライドもすべて捨て去ることができ、パートナーに自分の心をすべて見せられる、本当の意味での強さを身につけることが可能になるというわけである。

 ただ、こう聞くと恋愛をすることが、ますます難しいことに思えてくる人もいるだろう。だが、二村氏は前述の『モテと非モテの境界線』のなかで、恋愛指南本とは思えぬ、こんな驚きの発言をしているのだ。

「難しいことなんですよ。だから別に無理して、しなくてもいい。こう言うと川崎さんに怒られちゃいそうだけど、僕は、恋愛って「趣味」としてやるものだろうと思ってる。絶対に「みんなが、しなくちゃいけない」わけではないし、恋愛が苦手な人や上手にできない人に人間として欠陥があるわけでもない」
「自分の世界を浸食されたくない人にとっては、あまり向いてる趣味じゃないんだ」

 現在、与党やそれを支持する人々のなかで、「男は仕事、女は専業主婦」という家族観を押し付けようとする動きが盛んだが、そうやって「こうあるべき」という価値観を強制することは、人々をますます恋愛や結婚から遠ざけていく行為に他ならないのではないだろうか。
(新田 樹)

最終更新:2016.11.07 06:04

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