そんな稲垣の思いを察知したのか、単なる下世話趣味か、お見合いおばさんと化した林は、稲垣に知り合いの編集者を紹介すると言い出した。
「稲垣 趣味が合うといいですよね。
林 編集者で家族と海外でゴルフするのが趣味というコがいるんです。超可愛くて、28歳の社長令嬢。結婚したがってますよ」
これに対する稲垣の反応もかなり前のめりだ。
「ほんとうですか。あれ? 決まっちゃいましたね(笑)。林さんとかに紹介してもらわない限り、僕、結婚はないと思うんですよ。(略)僕に人を紹介しても、ご迷惑はおかけしません。「林センセイ、あの人、何なんですか」って言われないようにします(笑)。「ワインはフランスのものしか飲みません」とか、絶対ないですから。
林 わかりました。それじゃ今度ぜひ……。
稲垣 計画を立てましょう。人が聞いていないところで(笑)」
まあ個性がバラバラなSMAPにあって、長年中間管理職的な役回りを担ってきた稲垣のこと、自分たちを応援してくれる林へのリップサービスの要素も多分にあるだろう。しかし、独立・解散をめぐるメンバー間の確執や干されるかもしれない不安もどこ吹く風で、仕事に対してもプライベートに対してもむしろ解放感すら感じさせる、稲垣の発言の数々。意外と結婚話も本気かも?という気もしてくる。
(林グンマ)
最終更新:2017.11.24 07:31