さらに、独立騒動以降は、中居正広、香取慎吾ら独立組4人のネガティブ情報をマスコミにリーク、それは解散が決定した現在でも続いている。
そんなメリー副社長率いるジャニーズ事務所が“解散前”に一儲けを狙ってアルバムやらPV集を出すことに抵抗がないはずがない。
「しかし事務所とレコード会社ビクターエンタテインメントが何度もメンバーを説得、半ばゴリ押しに近い形でようやく実現したのです」(同前)
その背景にもジャニーズ事務所のSMAPを最後までしゃぶりつくそうという商魂があった。
それが独立騒動後に起こった『世界に一つだけの花』の購買運動だ。解散を阻止しようとファンたちが起こした購買運動だが、それは8月の解散決定以降も加速していった。8月18日の「オリコン・デイリーランク」で1位を獲得し、9月にはついに300万枚を突破するという異例の快進撃を続け、また9月19日放映の『30周年記念特別番組 MUSIC STATION ウルトラFES 2016』(テレビ朝日)で発表された「日本に影響を与えた曲ベスト100」でも1位にランキングされた。
SMAPは通常のツアーでも動員100万人、総売上200億円と言われるグループだ。もし結成25周年ツアーとなればそれ以上の収益が見込まれていた。しかし、結局ツアーが行われることはなかった。
「事務所としては解散前にその代償としてベストアルバムとPV集の売り上げが是が非でも欲しかったのでしょう」(同前)
国民的アイドルSMAPを解散に追い込んだ張本人であるジャニーズ事務所の浅ましい商魂。解散に追い込んでおきながら、彼らが生み出す利益だけは本人たちの意思に反し最後の最後までしゃぶり尽くすつもりのようだ。
(林グンマ)
最終更新:2017.11.12 02:47