ジャニーズの徹底的な根回しによって、スケープゴートにされた香取
本日未明に発表されたSMAP解散決定。今朝のスポーツ紙は、すべて一面でこのニュースを報じている。だが、その内容は解散の責任をもっぱら中居正広、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の4人におしつけるものばかりだ。
当然だろう。ジャニーズ事務所が明らかにその方向で御用マスコミを誘導していたからだ。発表の前、ジャニーズ事務所が「14日午前1時解禁」を条件にスポーツ紙やテレビ局に撒いた文書にはこんな文言が書かれていた。
〈事務所一丸となってSMAPをサポートするべく各部署で様々な準備を進め、2月より8月10日まで半年以上の時間をかけて個々のメンバー並びに全員と面談を重ね、例年通りの音楽番組への出演、ファンへの感謝をこめたコンサートの開催、協議を進めてまいりました。しかしながら、議論を続ける中で「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」というメンバー数名からの要望を受け、7月の音楽特番を辞退させていただいた経緯がございました〉
つまり、事務所は一丸となって存続に努力し、音楽特番やコンサート出演を準備していたが、「メンバー数名」のわがままでそれができなくなったと説明していたのである。
この責任転嫁の姿勢は、本日発表されたメンバーのコメントからもうかがえた。SMAPの他のメンバーは全員、解散にいたってしまったことについて「ファンに申し訳ない」と謝罪していたが、唯一、ジャニーズ側に立っている木村拓哉だけはむしろ自分を正当化し、4人を批判するような内容のコメントを出したのだ。
「この度の『グループ解散』に関して、正直なところ本当に無念です。でも、25周年のライブもグループ活動も5人揃わなければ何も出来ないので、呑み込むしかないのが現状です。沢山の気持ちで支えて下さったファンの方々、スタッフの皆さんを無視して『解散』と言う本当に情け無い結果になってしまいました。今は言葉が上手く見つかりません」
しかも、ジャニーズ事務所は、オフレコのブリーフィングではもっと露骨に木村以外の4人のせいだと決めつけていたという。