また、『FNS27時間テレビフェスティバル!』(フジテレビ)で、明石家さんまが中居正広に「なぜSMAPで歌を出さないのか」とツッコんだ際も、中居は一切前向きな発言はしなかった。実は、番組中、答えに窮した中居がさんまに「だから、さっき、言えない理由をいったじゃないですか」と語り、さんまが「それはCM中の話やろ」と返すシーンがあったが、おそらく中居はCM中にさんまにこのことを説明していたのかもしれない。
「今回のSMAP解散計画は、契約更新の交渉をしている夏前の段階で持ち上がっていたようです。25周年の企画もまったく進まず、メンバーから、もう一緒にやっていくのは無理があるという申し出があり、さすがにジャニーズもごまかしきれないとあきらめたようです」(前出・スポーツ紙記者)
ただ、一部の報道にあるように、香取慎吾が原因で解散になったというのは違う。
「たしかに、香取は飯島(三智)マネージャーへの思いが強く、コンサートや新曲を拒否していたようですが、解散を言い出すようなキャラクターではない。むしろ、解散を言い出したのは、メンバーと飯島マネージャーを裏切った木村拓哉のほうで、ジャニーズに提案してまとめたのも木村のようです。そもそも、SMAPはそれ以前にとても一緒に活動できるような状態にはなかった。木村拓哉と香取、中居、草なぎの間でまったくコミュニケーションがない状態が続いていました。グループとしてやっている仕事は『SMAP×SMAP』だけですが、その収録でもまったく話をしない、目も合わせない状態。そのためビストロと歌以外に5人そろっての企画は一切できていないし、ビストロでも、観覧の客を入れられることができないでいた。こうなるのは必然だったともいえます」(週刊誌記者)
現時点ではここまでの情報しかないが、いずれにしても、この国民的アイドルグループ解散は、メリー喜多川副社長による飯島マネージャー追放のときにすでに決まっていたと考えるべきだろう。そういう意味ではジャニーズ事務所の責任は重いが、今回の解散決定の裏には、ジャニーズ内部のもっと陰湿な仕掛けがあったことも噂されている。そのへんの詳しい裏事情については追ってお伝えしたい。
(時田章広)
最終更新:2017.11.12 03:03