TBS『ピラミッド・ダービー』番組ホームページより
6月19日に放送された『ピラミッド・ダービー』(TBS系)にて、収録していた内容が編集によって大きく改変され、放送された内容が事実とまったく違ったものになっていると出演者の顔相鑑定士・池袋絵意知氏が訴えていた問題。昨日5日、TBSは番組ホームページにて「行き過ぎた演出がありました」として、池袋氏と番組視聴者に謝罪した。
〈6月19日放送の「双子見極めダービー」の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、ルール変更の経緯は、演出の一環のつもりでしたが、事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました。池袋絵意知氏、および視聴者の皆さまに深くお詫びいたします〉
しかし、『ピラミッド・ダービー』で施された編集は「演出の一環」「行き過ぎた編集」などでは決してない。立派な「ヤラセ」「ねつ造」だ。さらに言えば、〈事前に説明や了解〉があれば、事実を編集で全面的に改ざんしてもいいなどという理屈もあり得ない。
今回、当サイトの取材に応じた池袋氏は事の経緯をこう語る。
「私が出演したのは、『双子見極めダービー』という瓜二つの双子を判別できるかを試すコーナーでした。この勝負は4回戦まであり、私も最後まで問題に参加したのですが、放送を見て愕然としました。私は3回戦で「脱落」ということになって、4回戦目はCGで消されていたのです。しかも、その「脱落」を示すシーンでは、私の画像にまるで遺影のような加工まで施されました。収録現場では「脱落」なんてルールはありません。これは収録後、編集の段階で勝手に付け加えられたルールです。編集での作り変えはこれだけではありません。3回戦と4回戦も順番が入れ替わってましたし、放送された内容は完全に事実がねじ曲げられてしまっているのです」