これは当時言論の自由を侵害する暴挙だとして大きな問題となったが、他にも『プライベートブランド食品の危険度調べました』(渡辺雄二/三才ブックス)、『食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』(渡辺雄二/サンクチュアリ出版)も、イオン関連店で店頭に並べないという手段に出たことまであった。
批判的な報道や言論を徹底的に弾圧する、そんなイオンの体質が現れた一件だったが、今回の“イオンカード隠蔽問題”に関しても、多くのマスコミはこうした“イオンタブー”に屈して、沈黙を守っている。現在でもその影で多くの顧客が不利益を甘んじているにもかかわらず、自社の利益を優先して真実を伝えない。
ハリボテの“信用”で消費者をだまし続けているのは大マスコミも同じなのだ。
(田部祥太)
最終更新:2016.05.13 06:58