●高橋みなみ、峯岸みなみが電通社員と泥酔パーティーで枕疑惑、未成年飲酒
AKB48に関わる人々の、少女を預かる大人としての無責任さが最もよくあらわれたのが、「週刊文春」15年4月9日号に掲載された、高橋みなみ・峯岸みなみとAKB48関係スタッフ、カメラマンや電通社員による泥酔パーティー写真だろう。
前述の盗撮犯である野寺氏が所持していたデータのなかに、盗撮画像とともに収められていたことから明るみになったパーティーの写真。この宴は、11年4月8日、高橋みなみの20歳を記念しての誕生パーティーの模様で、高橋みなみがパンツ丸出しで男性スタッフに抱きついたり、峯岸みなみが幼稚園児のコスプレで男性スタッフの膝の上に座ったりと、ファンなら思わず目を背けてしまいたくなるような写真であった。
電通はAKBのスタート直後からプロデュースに関与しており、「やっぱり枕営業をやっているんじゃないか」という疑惑も濃厚になった。
しかも、この件で問題なのは、当時18歳の峯岸みなみがシャンパングラスを片手に楽しそうにしていることだった。顔も明らかに泥酔しているのが分かるほど赤くなっていた。
未成年のタレントを守るどころか、関係者のパーティーで接待をさせる。この一件はAKB運営の体質を明らかにしたといえるだろう。
●ひどすぎる労働環境、AKB48は現代の女工哀史
アイドルが過酷な労働環境に置かれながらも、その仕事に見合わない薄給でやりがい搾取されている状況は周知の事実だが、それは国民的アイドルのAKB48も同じだった。
「週刊文春」10年5月6日・13日合併号の記事「AKB48は現代の「女工哀史」」で、ある現役メンバーの父親(匿名)が「これほどメチャクチャなら、本音を言えば『AKB48』を辞めさせたい。十代の女の子がこんな思いをしなくていい」と告発。そこで語られているのは、想像以上に「ブラック」なAKB48の労働環境だった。
記事によれば、総選挙でも上位に入り、かなり忙しい日々を送っているというそのメンバーは、休みもほとんどないなか、朝は始発で帰りは終電、家に帰ってきても泥のように眠るだけの日々だという。しかし、それだけの労働にも関わらず、彼女の給料は、なんとわずか月給10万円。もともと事務所との契約では、CDの印税や写真・グッズの売り上げからの歩合収入もあるとされていたのにも関わらず、それに関してもほとんど振り込みがないと語っている。
「女工哀史」という表現がピッタリのブラックな労働環境だが、さらにひどいのは、すべてのメンバーがこのような環境に置かれているわけではなく、一部の運営お気に入りメンバーは裕福で何不自由ない暮らしを送っているということだ。