OFFICE KIYOHARA OFFICIAL WEB SITEより
清原博和逮捕で、今日は朝からマスコミが大騒ぎだったが、改めて唖然とさせられたのがテレビ局の“恥知らず”“無責任”ぶりだ。
逮捕の一報を受け、テレビ各局のワイドショーやニュース番組で、深夜、清原が自宅やサウナから出てくる姿、車に乗り込もうとする清原を記者が直撃する映像が流れたのだ。中には、映像とともに、こんな現場記者の声を流すニュースもあった。
「きた!きたきたきた!」「これから夜の街へ繰り出す模様です」「ホントに落ち着かないな」「周囲を気にしています」「なんか写真とってる」「サウナから清原がでてきました。3時間入って出てきました」「周りをきょろきょろ見てるぞ」「夏なのに長袖長ズボンです」「清原さん!一言コメントをお願いします!」……etc.
実は、清原については、14年3月の「週刊文春」(文藝春秋)が報じて以降、警視庁が内偵などの捜査を行っており、“清原逮捕間近”という情報が幾度となく出てきては消えていた。そのたびに、テレビ、新聞は清原宅の張り込みに動き、外出する清原を直撃していたのだ。
そして、今回、清原が逮捕されると、テレビ各局は「我々は前から逮捕の情報を知ってましたよ」と自慢するかのように、その昨年からの清原張り込み、直撃映像を公開したのである。
中でも、フジテレビは、ニュース予告に「清原容疑者追跡!1200時間」というキャッチフレーズをうち、同タイトルの映像ニュースをYahoo!にも配信(後になぜか削除)するほどのはしゃぎようだった。
しかし、ちょっとまってほしい。前から知っていたというなら、テレビ局はなぜ、この間、盛んに清原をバラエティ番組や情報番組に出演させていたのか。
清原がテレビに復帰したのは、「文春」の報道から一年たった昨年4月、『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS)でのことだった。続いて、清原は7月27〜28日の『FNS 27時間テレビ』に出演している。もっとも、この時期は、「文春」の記事をめぐる騒動も落ち着き、逮捕情報もかき消えていた。