林真理子 ブログ あれもこれも日記より
連日、芸能マスコミが大々的に報じているSMAP独立・解散騒動。そして、クーデターの主犯としてメディアから大バッシングを受けているのが、SMAPのチーフマネージャーを務めてきた“ミッチー”こと飯島三智氏だ。スポーツ紙やワイドショーはジャニーズ事務所サイドからの情報を垂れ流し、飯島氏を「SMAPをたぶらかして恩義あるジャニーズ事務所に楯突きクーデターを起こした極悪人」のように仕立てあげて批判をつづけている。
そんななか、敢然と飯島氏を擁護する意外な人物が登場した。それは作家の林真理子氏だ。
〈(飯島氏は)聡明で気配りがすごい。デビューの時はパッとしなかったSMAPを、これだけの大スターにしたのは、ひとえに彼女のプロデューサー能力にあったと言われている〉
これは昨日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に掲載された連載コラム「夜ふけのなわとび」で林氏が飯島氏を評した言葉だ。SMAPが国民的アイドルになったのは飯島氏のアビリティのおかげ──騒動後、飯島氏をここまで正面切って正当に評価したのは、本サイト以外では、おそらくこれが初めてではないだろうか。
なんでも林氏はSMAPの大ファンで、このコラムでも〈このあいだなんか名古屋にも行くという“追っかけ”をやったぐらいだ〉と述べているように、コンサートにも何度も足を運んでいるらしい。それゆえか、林氏はSMAPに対する熱い思いを綴り、彼らを支えてきた飯島氏へ称賛を贈るのだが、驚かされたのはそのあとの文章だ。
〈いったいどうしてくれるんだー、と週刊誌に文句を言いたい。そお、この週刊文春にである〉
なんと林氏は、このコラムを掲載している「文春」に“SMAP解散騒動はお前のせいだ!”と文句をつけはじめるのである。
そういえば林氏は百田尚樹氏の『殉愛』騒動時も、作家タブーにひれ伏し問題を取り上げない「文春」をはじめとする週刊誌に対し、同コラムで「これで朝日新聞のことを叩く資格があるのか」と猛批判を展開。そして今回も「文春」批判を行うとは、さすがは大作家の林センセイ、連載誌にも容赦なしだ。