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新年特別企画 芸能人「よく言った!大賞」(後編)6位〜10位

中居クン、土田晃之、蛭子さんも安倍政権や安保に異議! 炎上を恐れずよく言った!芸能人 6位〜10位発表

 ということで、前後編にわたって「炎上を恐れずよく言った!」芸能人1〜10位を紹介してきたが、実は上記の芸能人たちと同様、いやもっと激しい安保、安倍批判をした芸能人、ミュージシャンがいた。あまりに濃すぎる存在なので、あえてランクインさせなかったのだが、最後にこの二人を「殿堂入り」として紹介したい。

★殿堂入り  美輪明宏&長渕剛「安倍さんはご自分が戦場へ」「どす黒いはらわたの連中に」 やっぱりこの二人は迫力が違っていた!

 まずは、今年も紅白出場した芸能界の妖怪・美輪明宏。美輪はスタジオジブリが発行している小冊子「熱風」8月号のなかでこのような発言をしている。
「(人間は)失敗を繰り返してばかりいる。安倍さんや、石破(茂)さんや、麻生(太郎)さんにしても、みなさん、言い出しっぺの責任を取っていただいて、徴兵制になるならば、まずご自分が、年齢に関係なく、鉄砲を担いで、鉄兜をかぶって、まず第一線に出ていただく。それから、お子さんも、孫も、きょうだいも、それから娘さんのボーイフレンドも、全部一緒に連れ立って第一線に、まず最初に出ていただく。もちろん一兵卒でね」
「それから、それに賛成している選挙民の人たちも、ご自分が支持して選んだんだから、選挙民もまず一家を挙げて、どうぞ出征してくださいって。男の方たちは、ご自分が殺し、殺されにいきたいんでしょ。どうぞ、いらしてください。それだけですよ」
 美輪はなぜこのような挑発的発言をしたのか? それは、美輪自身、長崎での被爆体験もある戦争体験者だからだ。戦中・戦後の地獄を見てきた美輪は、常々戦争の愚かさを語ってきた。日本は「戦争」ができるような国ではない。それは歴史を振り返れば火を見るより明らかだ。
「私は笑ってますね。学習能力がないということでしょう。第二次大戦と同じ。歴史に学んでいないんです。」

 もう一人の長渕剛も過激だった。今年は夏に行われた富士でのオールナイトライブも記憶に新しい長渕だが、そのライブの冒頭はこんなMCで幕を開けている。
「我々の歌を富士から安倍首相のもとまで届けよう。どす黒いはらわたの国会の連中まで響かせようぜ」
 当サイトでも折に触れて取り上げているが、長渕剛という男は、戦争礼賛のネトウヨなどでは断じてない。むしろ真逆。高田渡や友部正人などの60年代から70年代の反体制的なフォークシンガーに影響を受けて歌手を志した長渕は、その長いキャリアで一貫して「平和」を歌い続けてきた。7月に出演した『ワイドナショー』では、こんな発言も残している。
「いまのこの流れでいくと、理屈はわからないんですけどね、感覚論としてね、戦争が近づいている気がするの。もう紛れもなくそこに近づいている気がしますよ。それをね、僕たちはどうやって阻止すべきかってことを非常に真剣に考える局面がありますよ」
 また、長渕は今年、出版された『長渕剛 民衆の怒りと祈りの歌』(河出書房新社)でSEALDsと「希望を見た」大きな共感を寄せる一方、沈黙を続ける若手ミュージシャンたちに「銭が欲しいなら医者か弁護士になれ」と檄を飛ばしている。その迫力はさすが、というしかない。

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 いかがだったろうか。「炎上を恐れずよく言った!芸能人大賞」。『報道ステーション』古舘伊知郎や『NEWS23』岸井成格のケースを引くまでもなく、メディアで政権批判や政治問題を扱うことは、今年、ますます「タブー」化されていくことだろう。それでも、芸能人、タレント、アーティストのみなさんはぜひ、その圧力に負けずに声を出し続けて欲しい。あなたたちの言葉のひとつひとつは私たちを勇気づけるというだけでなく、現実のこの国を覆う閉塞状況を切り裂き、言論の自由を取り戻す第一歩となるのだから。
(編集部)

最終更新:2016.01.02 10:35

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