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新年特別企画 芸能人「よく言った!大賞」(前編)1位〜5位

石田純一、坂上忍、鶴瓶、SHELLY…炎上を恐れず安保法制に反対した芸能人「よく言った!大賞」発表

★5位 制服向上委員会

「安保法制の国会論議とか安倍さんの説明とか聞いてると、やっぱりひどいじゃないですか」

 安保法案に対して意見したことで、芸能人としてのキャリアが劇的に変わってしまった人たちといえば、やはり、アイドルグループ・制服向上委員会が真っ先にあげられるだろう。
 彼女たちが一躍時の人となったきっかけは、神奈川県大和市の市民団体「憲法九条やまとの会」が主催するイベントで「自民党を倒しましょう」といった自民党批判の歌詞の曲を歌ったことにより、自民党所属の大和市議が「これは政治運動、倒閣運動、反政府運動」だと抗議、これによりイベントを後援した大和市と市の教育委員会が後援を取り消した騒動であった。
 その後、『NEWS23』(TBS)にも取り上げられるなど、制服向上委員会の名は全国的に知られることになる。しかし、それにつれバッシングの声も大きくなっていった。ネトウヨからの「ブサヨク」といった罵詈雑言をはじめ、爆笑問題の太田光までが自身のラジオ番組で「あれ、やらされてるんだろうなぁ」「痛々しい」と彼女たちをディスってきた。
 だが、彼女たちはそんな声にまったく負けることはなかった。
 太田に対しては、メンバーの齋藤優里彩がツイッターで「安倍さんにゴマをすってる太田さんの方が痛々しい」と見事な切り返し。当サイトでも8月に彼女たちにインタビューを行っているが、そこで語られた言葉は、大人顔負けの堂々としたものだった。
「最近言われたものですごくムカついたのは、「アイドルはアイドルらしく可愛い曲だけ歌ってればいいんだよ」っていう意見です。それはあなたが求めてるアイドル像かもしれないけど、私たちは歌いたい歌があって、こうやって歌ってるんだから、とやかく言わないでほしい」
「もしもテレビに出るために、脱原発の歌を歌えないとなるぐらいなら、私はテレビなんか出たくないです」
 圧力に怯え、本当に歌うべきこと、言うべきことに対し口をつむぐ、自称「アーティスト」より、彼女たち「アイドル」の方がよっぽどきちんと自己表現をしているということだろう。今年も制服向上委員会の活躍に期待したい。

………………………………………………
 ということで、大賞から5位までを一気に紹介したが、勇気ある発言をした芸能人はまだまだいる。6〜10位にはあの大物アイドルも人気芸人も登場するので、ぜひ楽しみにしていただきたい。
(編集部)

最終更新:2016.01.02 05:45

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