だいたい、高村副総裁も安倍首相と同様に砂川判決を合憲の根拠にしてきたが、それ自体が過去の自分の発言と論理矛盾を起こしていた。なにせこの人、1999年の国会答弁では「集団的自衛権の行使は我が国の憲法上、許されない」と断言していたのだから。
高村副総裁自らが明言しているように、現在の安倍政権は「プチ独裁」状態だ(過去記事)。少数派閥から“安倍独裁体制”に丸乗りして生き残ってきた高村氏にとっては、プチ独裁のなかではそうやって過去の発言もなかったことにしなくてはならないのだろうが、「日本の平和と安全」のためには憲法はないがしろにしてもいい、なんてことがまかり通るなど絶対に許されない。なのに、この法治国家の意味さえ知らない人物が法律家を名乗ってデカい顔をする政権って……。「世も末」とはこのことである。
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駆け足で10〜6位までお届けしたが、もうすでにどっとお疲れの読者も多いことだろう。しかし、5〜1位はこの比ではない暴言が次々にランクインしている。どうか後編も、心してお付き合いいただきたい。
(編集部)
最終更新:2016.03.04 04:24