セブン-イレブンHPより
ブラック企業大賞2015は、本サイトが予想した通り、コンビニ最大手のセブン‐イレブン・ジャパン(以下、セブンイレブン)が選ばれた。
ブラック企業大賞とは、労働相談に取り組んでいる弁護士や市民団体、ジャーナリストなどでつくられた実行委員会によって実施されているもので、いじめや長時間過密労働、低賃金、育休・産休などの制度の不備、派遣差別、コンプライアンス違反、求人票でウソを書くなどの指標をもとにブラック企業が選ばれる。
4回目となった今年は、セブンイレブンのほかに、福井県の消防・防災機器の販売・保守点検サービスの暁産業、外食サービスのフジオフードシステム、靴販売のエービーシー・マート(ABCマート)、個別指導学習塾の「明光義塾」を運営する明光ネットワークジャパン、引越社関東(アリさんマークの引越社)がノミネートされていたが、見切り販売の妨害をはじめとしたフランチャイズ加盟店主に対する過重負担やアルバイトを低待遇で酷使するブラックバイトなどを理由に、セブンイ‐レブンが大賞に選ばれた。
セブン・イレブンのこうしたブラック体質については、本サイトもこれまで繰り返し指摘してきた。本部に一方的に有利なフランチャイズ契約、自殺者続出の加盟店オーナー、24時間営業の過酷な就労状態……。
しかし、本来ならばマスコミがこぞって批判するような、こうした不祥事や問題がメディアで報道されることはほとんどない。というのもセブン・イレブンは、テレビ局をはじめマスコミにとって500億を超える広告宣伝費を投入してくれる大スポンサーなうえに、新聞・雑誌にとっては重要な販売網でもある。おそらく、今回のブラック企業大賞受賞についても大手メディアのほとんどは無視するだろう。
受賞を記念して、本サイトでのセブン・イレブン追及記事を以下にあらためて再掲するので、いま一度セブン・イレブンのブラック体質についてご一読いただきたい。
(編集部)
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最終更新:2015.12.01 11:10