また、こうした安倍政権、自民党と連動する形で、右派の圧力も活発になっている。『報道ステーション』だけでなくTBS『NEWS 23』にも、例の安倍礼賛本を書いた小川榮太郎らが中心になって、読売、産経新聞に全面広告を打つなど、大々的な抗議行動を展開しているのは周知の通り。
おそらく、今回の古舘発言の炎上もこうした自民党・右派勢力のテレ朝・TBS狙い撃ちの延長線上で出てきたものと考えて間違いないだろう。
ますます追い詰められるリベラル報道だが、しかし、古舘にはこうした圧力に屈することなく、これからも正論を発し続けて欲しい。
右派勢力がどれだけヒステリーを起こそうとも、国家による暴力がテロ根絶にはまったく結びつかず、それどころか新たな憎しみを生み、テロを助長することは、歴史が証明している事実なのだから。
(伊勢崎馨)
最終更新:2015.11.25 11:46