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飯島愛ブログ閉鎖を機に振り返るAV女優たちの“非業の死”…他殺、心中、ジャニーズとの交際のもつれで自殺も

 そんな彼女は05年6月27日、音信不通となっていることを心配した平野勝之や林由美香の母により自宅で亡くなっているところを発見される。享年34歳だった。この遺体発見の様子は平野勝之により撮影されており、その衝撃的なシーンは、平野と林の不倫関係を記録した平野監督のドキュメンタリー映画『監督失格』に収録されている。遺体を発見した瞬間に林の母が発した絶叫と泣き声は、映画を観た者の脳裏にこびりついて離れないほどの衝撃がある。

 遺書などは残されていなかったものの、警察は事件性がないと判断した林由美香の死。しかし、この件も単なる自然死とは片付け難い憶測を呼ぶ。「アサヒ芸能」(徳間書店)12年7月26日号には、彼女の母のこんな証言が掲載されている。ちなみに、余談だが林の母は、ラーメンチェーン「野方ホープ」を運営する会社の代表取締役だ。

「家の中なのに、なぜ、足の裏が真っ黒になっているの? ヘンじゃないの?」
「由美香の遺品を整理していたら、明らかに偽造された『500万円の借用書』が出てきたり、由美香から100万円を借りたまま返していない女もいた」

 ひょっとしたら、家の中なのに足が真っ黒になっていたのは、玄関先で何者かともめたからではないか? いずれにせよ、真相はもう藪の中だ。

 そして、「AV女優の謎の死」というと、もうひとり代表的なのが桃井望だ。桃井望は、いわゆる「ロリ巨乳」ジャンルのAV女優として人気を博し、出演した作品は150本以上。いわゆる、企画単体女優(キカタン)ムーブメントの火付け役のひとりでもあった。しかし、02年10月12日、長野県塩尻市の河川敷で炎上した車内から男性の死体とともに焼死体で発見される。享年24歳だった。

 警察の検証では、双方の身体に複数の刺傷があることから、無理心中と他殺、二つの線で捜査が進められたものの、真相はいまだに分かっていない。着火した灯油の容器が見つからない、二人とも靴を家に残したままであったなど、心中とするには釈然としない点が少なくない。「新潮45」(新潮社)03年1月号・2月号に掲載された、ノンフィクションライター駒村吉重氏による「人気AV女優心中怪死ミステリー」には、男性に暴力団とつながっている疑惑があったり、借金があったりといった事実が明かされているが、いずれにせよ、この事件もいまだ真実は闇に包まれている。

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