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生誕80周年の赤塚不二夫にまた伝説、アラーキー撮影で“本番”男優を! 現場で「タモリより大きい」と自慢

 タモリの「アレのゴシップ」とは何なのだろう? 先日、『ヨルタモリ』(フジテレビ系)でタモリが包茎手術で有名な上野クリニックのCMのパロディコントをやっていて話題になっていたが、もしかして……。

 これ以上はタモリの名誉に関わるので置いておいて、先を読み進めていこう。タモリの下半身事情を暴露した後、いよいよ本格的な性行為に。赤塚不二夫のテクニックはこれいかにと思うと、意外(?)にも上手いらしい。赤塚不二夫がクンニに励むなか、山本晋也カントクが女優にインタビューしたくだりはこのように描写されていた。

〈「どう、センセーの上手かい、ナメ方は?」
 これはナイショで、耳もとに囁くボク。
「うまーい、今、黙ってて、イキかけて…」
 またもや、コクンとそっくり返る。いきかけてるって、チクショー〉

 そして、女優をアクメまで導いた後は、遂にこのような展開に。

〈不二夫ちゃん、のしかかり挿入したですよ。いいッスねェ、男と女の真剣なサマは〉

 なんと、赤塚不二夫、最後まで仕事をやり遂げたのである。周囲を人に囲まれた状態で事に及ぶのは緊張するもので、本職のAV男優でも勃たないときも珍しくない。そこをきちんとやり遂げるとは、さすが「ギャグ漫画の王様」である。

 ここまででも十分すごいが、実はこの話には後日談もある。なんと、この1年後には、「週刊宝石」83年7月8日号(光文社/休刊)で、自分の恋人とアラーキーの恋人を交換してお互いの彼女のヌードを撮影した、スワップ熱写グラビアまで掲載しているのだ。赤塚不二夫、恐るべし。

 手塚賞のギャグ漫画部門として74年から始まった新人ギャグ漫画家たちの賞である「赤塚賞」には90年以来入選となる作品が選ばれておらず、ギャグ漫画の低迷が長く叫ばれている。近い将来、赤塚不二夫のように、作品でも、スキャンダラスな私生活でも、両方で読者を楽しませてくれる規格外な作家が生まれてくれることを願って止まない。
(田中 教)

最終更新:2018.10.18 04:43

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