衆議院議員 むとう貴也 オフィシャルサイトより
「戦争に行きたくないのは利己的」の武藤貴也衆議院議員が昨日、ようやく「国会議員枠未公開株」問題についての釈明会見を開いた。
もっとも、その内容は説明責任を果たすどころか、責任逃れに終始する支離滅裂なものだった。
「学生時代からの知人A氏に事業資金として1億円を預けていたが、事業実態もなく返ってこなかった」と自らを被害者に仕立て、「秘書の知人から値上がりしそうな株があるから穴埋めしたらどうかと提案された」などと、秘書に責任を押し付ける。
さらに、「うちが国会議員のために枠を抑えてるのとが一般にしれたら大変」(原文ママ)というLINEを送って関係者など23人から約4100万円を集めていたにもかかわらず、「A氏に対し国会議員が枠を押さえていることは事実と異なるので、そのような表現を使わないよう注意した」という主旨だ、などという説明を強弁した。
しかし、どんな言い訳をしても、武藤議員の置かれた状況はかなり苦しい。
「すでに東京地検も当初から今回の問題を注視し、詐欺での立件を視野に内偵捜査を開始したようです。また1億円もの資金について政治資金収支報告書に記載されていないため武藤議員が会見で「資産公開の対象になるか調査中」だと述べていましたが、これについても当局は重大な関心を抱いているという情報もある」(大手紙司法記者)
しかも、ここにきて、武藤議員にはさらなるスキャンダルが浮上している。それが“未成年男性へのゲイ買春”疑惑だ。
報じたのは、未公開株問題と同じ「週刊文春(外部リンク)」(文藝春秋)。今日発売の9月3日号で「武藤貴也は議員宿舎で僕を奴隷にした」というショッキングなタイトルで、武藤議員に金で買われ、肉体関係を持った19歳の男性の告白を掲載しているのだ。
この男性の告白によると、武藤議員とは昨年11月、ゲイ向け出会い系サイトで知り合い1回2万円で肉体関係を持った。生で中出しまでされたという。以来、会ったのは20回ほどで、「お金はいつも手渡し。基本的には二万円」だったというが、3万円が振り込まれたこともあったという。