立場の弱い人々へ保障を行うことを軽んじ、ただ強い国を目指し、国民の声も無視して強引に法案を押し進めていく安倍首相。いまのこの日本の状況を、赤川氏は高橋氏との対談でこのように言葉にしている。
「今の日本はある意味、戦争状態にあると僕も思います。生活保護を削ったり、打ち切ったりね。そんなもん削るなら防衛費削れよと僕は思うけど、今の若い人はいやおうなくそういう世界に生きている」
安倍首相の思惑は、「そういう世界」だから仕方がない、と、国民から思考を奪うことにある。ならばいま、できることは、一人ひとりが声をあげるのを止めないことしかない。戦争ができる国なんて嫌だ。赤川氏のように、そう言い続けることが、わたしたちはできる。
(水井多賀子)
最終更新:2015.07.14 09:16