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中川政務官以外にも路チュー目撃多数! 国会議員同士のキモすぎる恋愛事件簿

■スクープがあいつぐ女性議員のスキャンダル

 日本の大手新聞をはじめ正統メディアでは長らく「政治家の臍から下のことは書かない」が不文律となっていた。だが、それも時代の流れのなかで変化していく。大きなエポックとなったのは、89年6月に週刊誌の「サンデー毎日」(毎日新聞社)が、時の首相・宇野宗佑と愛人関係にあったという元芸者へのインタビュー記事を掲載し、大々的にキャンペーン記事を張ったときだ。折しも翌月には参議院選挙が実施され、自民党は議席の過半数を大きく割る大敗北を喫した。宇野はその責任をとって首相を辞任している。ちなみに性的嫌がらせを意味するセクシャル・ハラスメント(セクハラ)の語が一般に広まり、新語・流行語大賞に選ばれたのもこの年のことである。

 それ以来、政治家にとって不倫やセクハラなど異性をめぐるスキャンダルは大きなダメージとなった。96年には衆院議員・船田元に元NHKアナウンサーで当時参院議員だった畑恵(いずれも当時新進党に所属、まもなくして自民党に移る)との不倫疑惑が持ち上がる。疑惑はやがて事実と判明し、当時のベストセラー小説のタイトルからとって「政界失楽園」などと騒がれた。99年に二人は結婚するが、妻子を捨てた船田への風当たりは強く、翌年の総選挙では落選している。なお、このとき同選挙区で当選したのは民主党の新人女性候補・水島広子だった。

 船田は92年に宮澤改造内閣に経済企画庁長官として戦後最年少(当時)の39歳で入閣したこともあり、将来の首相候補との呼び声も高かった。だが、2009年の総選挙で2度目の落選を経験(その後12年の総選挙で復活)、権力の座からは遠のいた。皮肉というべきか、船田が自民党復帰後にその派閥の結成に奔走した山崎拓もまた、一時は首相の座に近づきながら女性スキャンダルが仇となって失墜している。

 これらはいずれも男性大物政治家のスキャンダルで、船田をのぞけばその相手は政治家ではない。このあと2000年代半ば以降になると、女性政治家の政界内での恋愛ネタが週刊誌を中心に騒がれることが増えていく。なかでも野田聖子と佐藤ゆかりにはたびたびスキャンダルが持ち上がっている。周知のとおり両者には、小泉政権下の05年の郵政解散選挙で野田が郵政民営化反対を訴えたのに対し、佐藤はその選挙区に“刺客”として送りこまれて争ったという因縁がある。

 酒豪で知られる野田はかつて若手国会議員との“泥酔チュー”を写真週刊誌にすっぱ抜かれたことがある。また鶴保庸介参院議員との事実婚(07年に解消し現在は別の男性と婚姻)や不妊治療なども話題を呼んだ。一方で佐藤も05年の総選挙のさなかに過去の不倫疑惑が報じられたほか、当選後も「週刊新潮」に江崎洋一郎衆院議員との「不倫デート」という体でスクープ記事が掲載され騒動に発展している。

 不倫ではないが、自民党の参院議員の丸川珠代も08年に同じ党の衆院議員・大塚拓との交際を「週刊文春」(文藝春秋)に報じられている。健全な恋愛関係だったにもかかわらずこのケースがスクープとして扱われたのは、やはり局アナ出身の丸川が“美人”として知名度があったからだろう。

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