「訴えられているわけではないので、法的責任は発生しませんが、テレビ局員としての倫理責任は確実に問われるでしょう。元マネージャーについての批判も、今後、訴訟など、問題になる可能性がありますし、『金スマ』はじめ、『殉愛』を持ち上げた番組は、紛争している一方の当事者の言い分だけを取り上げた訳ですから、BPOなどの審議対象になる可能性があります」(放送問題に詳しいジャーナリスト)
それにしても、なぜ、テレビ局員や制作会社のスタッフたちは今回、百田に丸乗りして、さくら夫人の主張をそのままトレースするような発言をしたのか。
実は、テレビ局員や制作会社幹部たちはさくら夫人や百田に利用された被害者ではなく、彼らこそが一連の騒動の首謀者だという見方がある。
「世間では、さくら未亡人が遺産狙いでたかじんを囲い込んだ悪妻のようにいわれていますが、そんな単純な話じゃない。むしろ、『そこまで言って委員会』と『NOマネー』を制作しているテレビ関係者が深く関与している。彼らがたかじんの死後もその利権をすいつくそうと、さくら夫人を利用して、娘と元マネージャーを排除した可能性が高い」(関西のテレビ局関係者)
この問題については、もう少し取材をしたうえで、改めて詳細をお伝えしよう。
(田部祥太)
【リテラが追う!百田尚樹『殉愛』騒動シリーズはこちらから→(リンク)】
最終更新:2015.01.19 04:05