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ミューズVSキレイキレイ、サランラップVSクレラップ…危ないのはどっちだ?

 家庭の必需品である衣類洗濯用洗剤はどうだろう。頻繁にCMが流れている「ウルトラアタックネオ」(花王)には、「魚に対して毒性が強いことが確認されている」という、界面活性剤の〈高級アルコール系(非イオン)〉(別名:ポリオキシエチレンアルキルエーテル)が含まれており、「ボールド」(P&G)も同様だ。

 ならばパッケージに「無添加」の文字が踊る「さらさ」(P&G)は安全だろうと思うが、ここで謳う無添加とは、「蛍光剤・漂白剤・着色料が無添加」であり、成分表示をよく見ると、「ルック」と同じ最も毒性の強い界面活性剤が含まれているのだ。

 そんななか同書が推すのは、「せっけん そよ風」(ミヨシ石鹸)。メジャー感は劣るが、こちらは純石けん分の脂肪酸カリウムと脂肪酸ナトリウム配合、「毒性が低く、ほとんど無毒といえる」ことから、「使うなら、こっち」である。

 毎日使うハンドソープの定番「薬用せっけんミューズ」(花王)には、「旧・厚生省が、皮膚障害、アレルギー、がんなどを起こす可能性があるとして、表示を義務づけていたもの」である、〈サリチル酸〉〈赤202〉〈黄203〉が。

「ミューズ」とともにメジャーな「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」(ライオン)も、「皮膚障害、アレルギー、がんなどを引き起こす可能性のある安息香酸塩、赤401などが含まれている」からNG。

 ならば選ぶのは、「カリ石ケンのほかに、天然成分が多く含まれて」いるという、「アラウ 泡ハンドソープ」(サラヤ)一択となっている。

 とくに安全性に気を配りたい、赤ちゃんのための哺乳瓶洗いにも心配な成分が含まれていた。「赤ちゃん用ならどれも安全」と思いがちだが、「哺乳びん野菜洗い」(ピジョン)と「ミルトン」(杏林製薬)の成分を比べると、前者に含まれる界面活性剤の〈ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル〉は、毒性が低く刺激も弱い。

 しかし後者に含まれる〈次亜塩素酸ナトリウム〉は、「マウスに体重1kgあたり同成分を0.012g経口投与すると、半数が死亡するというデータがある」というのだ。

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