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連続放火犯・くまぇりが獄中手記を発表!彼女に起きた心境の変化とは?

 他にも高卒認定(大検)を取り、フォークリフト運転、危険物取得者、2級ボイラー技師といった資格も取得したことや、仕事を通じて「人との接し方、常識やマナーなど、大人として重要な事を学べています」と、刑務所内での生活が報告されている。

「一番楽しみたい20代を刑務所で過ごさないといけない。なんかもう気がぬけて人生おわったと思っています。本当人生おわりです」

 以前の手記にはこう書いていた「くまぇり」だが、今回の手記を読む限り、しっかりと“更生”の道を歩んでいるようにも思える。

 もっとも、肝心の事件に至った経緯に関しては、今回もほとんど書かれてはいない。確かに、「世間の皆様には多大な迷惑をお掛けした事をこの場を借りて深くお詫び申し上げます」「本当にいたずらがエスカレートしてしまったとしか言いようがありません」「私がとんでもない事件を犯し、世間を騒がせてしまった事に今となっては恥ずかしく、本当に稚拙であったと思っています」と、随所に反省の念は伺える。ただ、犯行に至った理由としては、従来の主張どおり、「パニック障害や薬の影響」とされているだけで、本人の心情や思考は見えてこない。

 そもそも今回、手記を公表することになったのは、マスコミに、「くまぇりが『出所したら女優になりたい』と言っている」といったガセ情報が流れ、AV女優のオファーらしきものまで届きはじめたことがきっかけだという。本人も「ありもしないデタラメやでまかせを、バカにした様に、面白おかしく書かれるのは本当に人権侵害ですし、許せません」と憤っているが、こうした手記を公表することによって、更なる注目が集まるという事態もありそうだ。

「与えられた刑はあと2年で終わりますが、だからって、償いはそれで終りではなく、一生をかけてするものだと思っています」「もう、私の事はそっとしておいてください」という願いは叶うのだろうか。
(時田章広)

最終更新:2014.08.28 02:23

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