【左巻き書店 夏のブックフェア】
この夏、ネトウヨに読ませたい三冊(2)常態化する人肉食い、吹っ飛ぶ倫理
わが左巻き書店の、ほんとうの戦争を知るためのブックフェア。前回は、結城昌治『軍旗はためく下に』(中公文庫)での、戦友を殺し屍肉を食ったシーンを紹介したが、戦争中の人肉食に文学的テーマの焦点をあてた作品さえある。それが『野火』だ。 『野火』(新潮文庫)は、作者である大岡昇平がフィリピンでの戦争体験をもとに書いた小説。戦争末期、敗北が必至の状況下で主人...
【左巻き書店 夏のブックフェア】
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