人の命を預かる重要な役割を担う麻酔科医。だからこそ、万全の知識と体制で望んでもらいたいと誰しもが考えるだろう。そして冒頭の東京女子医大病院の事件では禁止麻酔を使用した理由を明確にはしていないが、問題の麻酔科医は禁止麻酔を投与した理由についてこう語っているという。
「(禁止麻酔は)麻酔が効きやすく、効果が抜けるのも早いため管理がしやすかった」
つまり、疲れきった麻酔科医が早く処置して休みたくて犯した不正ではないなのか。激務の裏でのこんな悲劇が繰り返されないことを祈るばかりだ。
(伊勢崎馨)
最終更新:2018.10.18 04:47