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本日の会見も…河野太郎のワクチン”総裁選利用”が露骨に! はじめしゃちょー相手に「ワクチン打てば人に感染さない」とデマも

 だが、この姑息な作戦は、菅首相からワクチン担当に命じられた際からはじまっていた。とくに河野大臣が力を入れてきたのが、若者へのアピールだ。

 河野大臣は「若者のワクチン接種を進める」「正確な情報を若者に届ける」という名目で有名人とのコラボレーションを積極的に展開。

 たとえば、6月にLINE NEWSの動画コンテンツであるきゃりーぱみゅぱみゅがMCを務める番組に出演して若者に接種を呼びかけ、7月に公開された人気YouTuberのはじめしゃちょーとのコラボ動画は現時点で再生回数が400万回を突破。コメント欄でも〈河野大臣の学校にいる一見厳しそうだけど本当は優しくてノリがいい先生感すこ〉〈とんちんかんなこと言っても優しく丁寧に返答してくれる河野太郎さんが面白い〉と高評価を得ている。

 また、7月30日にはTwitterの音声会話機能「スペース」で、X JAPANのYOSHIKIと対談。8月5日にはNEWS PICKSの動画「WEEKLY OCHIAI」に出演して落合陽一氏と対談し、「やっぱり若い世代にワクチン啓発活動をどこまでやれるかというのが最後の勝負」などと語っていた。

 さらに、見切り発車でスタートさせた職域接種をめぐっても、河野大臣は申請を一時ストップしたあとであるにもかかわらず吉本興業やKADOKAWAの職域接種を視察。吉本の視察後にはペナルティのヒデやサバンナの高橋茂雄、おばたのお兄さんと並んで記者団の取材に応じ、「若い方にいちばんメッセージを届けることができる吉本のみなさんのお力をぜひお借りしたい」と語っていた。

 安定したワクチン供給のためのシステムづくりなど二の次で、自治体からあがる不満や不安の声に耳を傾けることもなく、一方で若者ウケを狙うようなパフォーマンスにばかり力を入れてきた河野大臣──。だが、東京・渋谷の若者向けワクチン接種会場に長蛇の列ができ、4日の倍率が約22倍にもおよんだ事実からもわかるように、「打ちたがっている若者に打つワクチンがない」のが現実なのだ。

 ところが、河野大臣はいまだにこの現実を無視し、「ワクチン啓発」を口実にして若者アピールに注力。実際、総裁選に出馬の意向を固めたと報じられたあとの4日も、オンラインで開催されたファッションイベント「東京ガールズコレクション2021 AUTUMN/WINTER」にビデオメッセージを寄せ、「いま我慢するところは我慢し、ワクチン接種を受けられるときに受けてほしい」などと発言。これにはMCを務めていたEXIT・兼近大樹も「たろにい、メッセージ届いたよ~」とはしゃいで見せた。

 もちろん、総裁選は自民党所属の国会議員と、全国の党員・党友にしか投票権はない。しかし、党員・党友票は世論調査での人気が高い候補者に票が流れやすい上、若者層へのアピール力は総裁選でも強い武器になる。ようするに、河野大臣はこのように一貫して、ワクチン担当の肩書を自己宣伝のために利用してきたというわけだ。

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