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五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺”ギャグで解任! 問題人選続発の背景に政権とメディアの”差別・歴史修正主義”蔓延 

 いずれにしても、今回は、あらゆる差別に反対することを憲章に掲げたというオリンピック・パラリンピックという公的で世界的な大会の開会式演出の総指揮に、明らかに国際感覚、人権意識の欠如したギャグをやっていた人間が付いていたという話なので、非難をされ、解任されるのは当たり前なのだが、驚いたのは政府や組織委の対応の素早さだ。

 小山田圭吾のケースは、問題がSNSで話題になってから、一旦は留任を発表するなどし5日もかかったのに、今回は半日も経たないうちに解任の報道が出た。本サイトが調べた範囲だが、時系列で振り返ってみよう。

★21日22時25分ごろ
芸能ニュースサイト「GEINOU」が〈ユダヤ人大量惨殺ごっこ> 五輪開会式演出・小林賢太郎に浮上した「ホロコーストいじり」の過去〉という記事を配信

★同日22時45分「実話BUNKAタブー編集部」のTwitterアカウントが〈五輪開会式ディレクターのラーメンズ・小林賢太郎さんが、「ユダヤ人大量虐殺ごっこをやろう」とホロコーストをネタにしてる動画です〉という投稿とともに問題のセリフが出てくる箇所の動画をツイート。

★22日1時11分、7.7万フォロワーのTwitterユーザーが以下の投稿

〈東京五輪競技大会開会式及び閉会式制作・演出チームのメンバーに選出された【小林賢太郎氏】の【ユダヤ人】に関する過去の発言について……中山防衛副大臣@iloveyatchanに相談させて頂きました。すぐにご対応くださるとのことです。小林賢太郎氏についての投稿は念のため削除しておきます。〉

★同日2時17分 中山泰秀防衛副大臣が上記ツイートに以下の返信

〈ご連絡頂きありがとうございました。早速サイモンウィーゼンタールセンターと連絡を取り合い、お話をしました。センターを代表されるクーパー師から、以下のコメントがありましたので、ご報告します。〉

★同日3時10分 中山防衛副大臣がサイモン・ウィーゼンタール・センターの抗議文を以下の通り掲載

〈A person no matter how creative has no right to mock the victims of the Nazi Genocide. Nazi regime also gassed people with disabilities. Any association of this person to the Tokyo Olympics would insult memory of 6million innocent Jews and make a cruel mockery of the Paralympics.〉

★同日3時56分 サイモン・ウィーゼンタール・センターの公式TwitterアカウントがHPへリンクを貼るかたちで抗議声明掲載をお知らせ

〈SWC Condemns #Antisemitic Remarks by Director of Opening Ceremony of Tokyo #Olympics2021〉

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