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五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺”ギャグで解任! 問題人選続発の背景に政権とメディアの”差別・歴史修正主義”蔓延 

 しかも、SNSでこの問題が話題になり始めたのは昨日の深夜だが、今日の未明に、ユダヤ人人権団体で、これまで日本のメディアや有名人によるユダヤ人差別や陰謀論、ナチスドイツ肯定論などに激しい抗議をしてきたことで知られるサイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)が以下のような抗議声明を出していた。

〈SWCは東京オリンピック開会式のディレクターによる反ユダヤ発言を非難する

2021年7月21日

サイモン・ウィーゼンタール・センターは、東京オリンピック開会式のショー・ディレクターを務めるコメディアンの小林賢太郎氏が過去に行った反ユダヤ的なジョークや、障がい者へのいじめなどを非難します。

報道によると、小林氏は1998年に、彼のコント(コメディ)のために、ナチスによる600万人のユダヤ人大虐殺をネタにしました。その際、「ユダヤ人大量惨殺ごっこやろう(=Let's play Holocaust )」など、下劣な反ユダヤの冗談を言っていました。小林氏は、障がい者に対しても不快な冗談を言ったと報告されています。

誰であろうと、どんなにクリエイティブでも、ナチスの大虐殺の犠牲者をからかう権利はありません。ナチス政権は、障がいのあるドイツ人もまたガス室で虐殺しました。

「この人物がどんな形でも東京オリンピックに関わることは、600万人のユダヤ人の記憶を侮辱し、パラリンピックを残酷に嘲笑することになるでしょう」とSWC副所長兼グローバル・ソーシャル・アクション・ディレクターで、ラビであるアブラハム・クーパー氏は述べています(太字は原文のもの)〉

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