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「ほんこんおもんない」に法的措置ちらつかせ批判殺到…極右芸人・ほんこんがやらかしたもうひとつの言論弾圧と在日ヘイト誘発

ほんこん公式Twitterより


 ここのところ、ネトウヨ発言と安倍政権擁護発言でしか話題にならないポンコツ芸人・ほんこんだが、とんでもない本性を晒した。「ほんこん、おもんない」とツイートした一般人に対して、法的措置をちらつかせているのだ。

 8月24日にほんこんは、ある投稿画像を貼り付けて、こうツイートした。

〈これ私の事ですか?
タグ付けで「ほんこんおもんない」と
書かれてますが
対応させて頂いて構いませんか?
著作権フリーと書かれましたが
最近
この様な案件が多いので
我が国日本は
法治国家なので〉

 ほんこんが貼り付けていたスクショ画像には、〈#ほんこんおもんない〉というハッシュタグとともに、ゆるいヘタウマなタッチで描かれたほんこんの似顔絵の横に「おもろない」と書かれたイラスト1点があった。

 一応お笑い芸人であるほんこんが、「おもんない」と投稿されたからといって、「対応させて頂いて構いませんか?」「我が国日本は法治国家なので」などと、いきなり法的措置を持ち出したのだ。

 というか、そもそもほんこんは一体なにで訴えようというのか。「著作権フリーと書かれましたが」などといっているが、「著作権」はイラストを描いた人に帰属するものであって、ほんこんにはなんの権利もない。しかも、このユーザーは著作権フリーと言っているわけで、ほんこんの似顔絵を使うことで商売をしていないのだから、パブリシティ権の侵害にも当たらない。

 このイラスト自体、強い悪意を感じるようなものではなく、名誉毀損に当たるとは思えない。「おもんない」と言われたことに腹を立てているようだが、もちろん「おもしろい」「おもしろくない」は論評にすぎず、名誉毀損に当たらない。

 どう見ても、法的措置を持ち出せるような話ではないのだ。当然、このほんこんのあり得ない恫喝には批判が巻き起こる。「#ほんこんおもんない」というハッシュタグとともにほんこん批判が多数投稿され、「ほんこんおもんない」問題はネットニュースなどでも取り上げられる事態となった。

 すると、バツが悪くなったのか、ほんこんは醜いすり替えを始める。この問題を取り上げたニュースサイトの記事をリツイートし、こうツイートしたのだ。

〈「おもんない 」は
どうでもいいんです
似顔絵のデコに「ネトウヨ」と
書かれていたので
いかがなものかと?〉

「おもんない」と書かれたことを問題にしたのではなく「ネトウヨ」と書いたことが問題だと言い出したのである。

 仮に「ネトウヨ」のほうを問題にしたところで、ほんこんのネトウヨ発言などいくらでもあるわけで、名誉毀損などに該当するとはまったく思わないが、これ自体、完全なごまかしだ。ほんこんが法的措置を匂わせた24日の投稿には〈「ほんこんおもんない」と書かれてますが〉とはっきり書いてあり、逆に「ネトウヨ」とは一文字も描いていない。また、ほんこんがアップした、似顔絵イラストのスクショも「おもろない」と書かれた1点のみで、「ネトウヨ」と書かれたバージョンのイラストはない。

「ほんこんおもんない」にいきり立ったことを突っ込まれてバツが悪くなって、明らかに後出しで、話をすり替えただけなのだ。

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