小説、マンガ、ビジネス、週刊誌…本と雑誌のニュース/リテラ

吉村知事とシンクロか、橋下徹も馬脚! コロナ対策過剰論を主張するため「熱中症ではそんな対策してない」と子ども騙しの詭弁に…

 しかも、その『モーニングショー』叩きでは、橋下氏はこんな言いがかりとしか思えないようなまで口にした。

「玉川さんとかは必ず韓国やニューヨークの例を出すんですよ。濃厚接触者を追っていったトレーサーとしてニューヨークは3000人体制を敷いているんですよ。そういう体制とワンセットじゃないとできないし、韓国もなぜできたかと言うと、個人の行動履歴を全部、政府に吸い上げられているんですよ。そういうこととPCR検査の拡大というのはワンセットなんだからね。だから、なんでもかんでも拡大っていうのは絶対違う」(8月3日放送『ミヤネ屋』)

 まるで『モーニングショー』が検査の拡大しか主張していないみたいな言い方だが、橋下氏が例にあげたニューヨーク州がトレーサーを3000人投入していることは、『モーニングショー』は7月24日に取り上げて紹介している。同番組は検査の拡大だけではなく、こうした検査以外の施策も積極的に紹介、必要性を指摘してきたが、そうした部分を橋下氏はまるで無視するのである。

 だいたい、もはや言うまでもないが、世界では多くの国や地域が診断のためとしてだけではなく「防疫」の観点から検査を拡大し、経済との両立を模索しているというのに、かたやこの国ではまたもや診断のために必要な人が検査を受けられないという2度目の事態が巻き起こり、同時に重症者も増加する事態に陥っている。にもかかわらず、この男は「『PCRやれ! PCRやれ!』っていうのは、僕は違うと思う」「ある程度の感染者数がだらだらと続いたほうがいい」などとほざき続けているのだ。

 だが、これでもまだ飽き足りず、橋下氏はさらにあ然とするようなことを言い出した。

 それは、19日放送の『ゴゴスマ』でのこと。番組では熱中症の搬送者数が1万2000人以上にのぼっていることを取り上げたのだが、橋下氏は「コロナの死亡者というのを軽く扱ってはいけないのですが、ただね、世の中にはいろんなリスクがあってゼロリスクの社会がないわけですよ」と前置きし、こう語り出したのだ。

「コロナに対応することにかんして、いますごく日本は半ば神経質的に外出自粛だとか営業停止だとか言ってますけど、じゃあね、その熱中症対策として、こういう死者を防ぐために何をするか、じゃあ外出自粛をかけるんですかと。それから、いろんな対策だっていうんだったら、いろんな高齢者の方のところに全部、その冷房か何かを一斉に入れるのかって言ったら、我々それやらないわけじゃないですか。ある意味、熱中症にかんしては、この死亡者、死者というのは受け入れているわけですよ」

関連記事

編集部おすすめ

話題の記事

人気記事ランキング

話題のキーワード

リテラをフォローする

フォローすると、タイムラインで
リテラの最新記事が確認できます。