14日放送の『ひるおび!』でも九州旅行に行くとアピールする田崎氏
東京を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大しているなか、大幅に前倒しして今月22日からスタートさせる「Go Toキャンペーン」。とても正気の沙汰とは思えず、実際、ここにきて地方自治体の首長や与党内部からも批判の声が上がり始めた。
しかし、あの御用ジャーナリストだけは別らしい。田崎スシローこと田崎史郎氏が、自らの体を張って「Go Toキャンペーン」を擁護している。
先週あたりから『ひるおび!』(TBS)で、毎日のように、「GoToキャンペーン」を擁護して自分は旅行に行くと強調、「古希のお祝いで8月に妻と九州に旅行に行く」とやたらアピールしまくっているのだ。
実は「Go Toキャンペーン」は政権擁護番組の『ひるおび!』でも批判の声のほうが多いのだが、田崎氏だけはぶれない。小池百合子・東京都知事をはじめ地方自治体の首長からは、東京都から他府県への移動を控えてほしいとの声があることを指摘されても、「別に法律に基づいて言われてるわけじゃない」「ちょっと遠慮してくださいねって言われてる程度の話」などとうそぶいていた。
感染の広がる東京圏以外の、たとえば東北地方内など感染の広がっていない近隣地域間の移動ならいいんじゃないかとかならまだわかるが、東京圏在住でテレビ出演や取材で多数の人と接触している人間が地方に旅行に行くというのは、いくら政権擁護のためとはいえ、はた迷惑すぎるんじゃないか。
と思っていたら、この御用の人、さらにとんでもないことを言い出した。
こちらもやはり『ひるおび!』でのこと。13日放送の『ひるおび!』では、東京医師会の尾崎治夫会長が出演。尾崎会長は10日に会見を開き複数人数での飲み会や会食を控えるよう呼びかけていたが、この日の『ひるおび』でも、東京の感染拡大の背景として、会社帰りの飲み会などををあげ、大人数での会食について「怖い、やめたほうがいいと思います。たとえばニュージーランドの場合、一緒に飲む場合は5人以下にするとかそういう規定があったりとか」と大人数での会食に警鐘を鳴らしていた。
尾崎会長の発言を受け、MCの恵俊彰が「具体的なのがありがたい。5人以上の会食ダメって言われたほうがいいですよね」「それぞれ自己判断に任されてしまっている」などと語り、「それより『夜の会食やめてください』って言われたほうがいいですよね、田崎さん」と飲み会・会食になんらかの規制をすべきではないかと田崎氏に話をふった。すると、田崎氏はこんなことを言い出したのだ。
「僕も夜の会食、始めてるんです。そのとき気をつけているのは、相手との距離が1メートル以上取れるところ」
恵がすかさず、「人数は?」と問うと、田崎氏はこともなげに「人数は、少なくて、あの多いとこで、6人ですね。いまのところは」と言い放ったのだった。