「6、7人の会食」と口を滑らせた田崎は慌てて「1m以上距離とってる」
6人で会食って、人数、多くないか? ついさっき尾崎会長も「5人以上はNG」と言っていたのに、と思っていたら、恵も苦笑しながら「ま、微妙なラインですな」と突っ込む。
ところが田崎氏は、そんなスタジオの微妙な空気も気にせず、朗らかにこう言った。
「ま、6人か7人か……とにかく10人以下だったら」
この田崎氏の弁に、恵は「7人になりましたよ? 増えてますよ! そうやって増えていくんですよ、飲み会は。席あいてるから、詰めれば座れるとか言って」とさらに突っ込むが、田崎氏は「あくまで1メートル以上距離はあけるということ。それは厳守してます」などと胸を張った。
6人から7人で1メートル以上距離をあけて会食って、いったいどれだけ広い部屋をおさえているのか。ホテルの小宴会場か何かで会食しているのか。というか、1メートルあけていれば、7人で会食しても大丈夫なのだろうか。
恵が尾崎会長に、1メートルあけていれば5、6人で会食しても大丈夫なのかと問うと、尾崎会長は「お店の広さによりますね。大声で喋りますと、エアロゾルが飛ぶ場合もありますから。小さな空間だと、かなり換気をよくしないと」と回答。
すると、田崎氏はとってつけたように、「あともう一つ大事なのは、窓を開けられるところを選んでます。換気が常におこなわれている場所」と言い出した。
しかし、田崎氏は会食を「仕事」だと繰り返していたから、取材を兼ねた政界関係者との会食のはず。秘密の話をする政界関係者との会食で、窓を開けて話すなんてありえるのか?
いずれにしても、尾崎会長は14日夜にもあらためてFacebookで、「Not go toキャンペーン」と題し〈7月中の飲み会・会食は控えましょう〉と東京医師会からの提案として呼びかけており、田崎氏がこの時期に政界関係者6、7人と会食していたとすれば、ジャーナリストとしてとんでもなく自覚の欠けた行為というしかない。