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安倍政権の闇を描いた映画『新聞記者』は日本アカデミー賞をとれるか? 松坂桃李が作品への思いと「忖度」の空気を玉川徹に告白

日本アカデミー賞にノミネートされた映画『新聞記者』


 本日夜、第43回日本アカデミー賞の授賞式がおこなわれる。リテラが今回の日本アカデミー賞で注目しているのは、言うまでもなく東京新聞・望月衣塑子記者原案の映画『新聞記者』だ。

『新聞記者』は、主演の松坂桃李が主演男優賞に、シム・ウンギョンが主演女優賞にそれぞれノミネートされているのをはじめ、作品賞、監督賞、主演といった主要部門ふくめ、6部門にノミネートされ、台風の目となっている。

 映画『新聞記者』は本サイトでも何度か紹介したが、ここ数年のあいだに安倍政権下で起こった数々の事件を総ざらいし、あらためてこの国の権力の暗部を暴き出した映画だった。森友公文書改ざん問題での近畿財務局職員の自殺や、加計学園問題に絡んだ前川喜平・元文科事務次官に仕掛けられた官邸による謀略、伊藤詩織さんによる性暴力告発などをモチーフとするエピソードがいくつも描かれている。

 安倍政権やネトウヨによる表現への圧力が高まっている状況下で、こうした政権批判に踏み込む映画には大きなリスクと困難があったという。

 この作品では、組織の命令と、官僚としての理想や良心との狭間で葛藤・苦悩するエリート官僚を好演し、主演男優賞にノミネートされている松坂桃李。松坂は、つい先日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)で、玉川徹によるインタビューで『新聞記者』について語っていた。

 そうしたリスクを覚悟のうえで、なぜ松坂は『新聞記者』という作品に出演したのか。さらに『新聞記者』プロモーションに立ちはだかった障害。テレビという大メディアで批判に晒されるリスクにも臆することなく、松坂は非常に率直に明かした。

 そのインタビューを紹介した記事を以下に再録するので、あらためてご一読いただきたい。

 松坂をはじめとして賞の行方にも注目したいが、こうした映画が、日本アカデミー賞という日本の映画界でもっともメジャーな賞にノミネートされ、あらためて注目を集めること自体、非常に意義深い。

 というのも、松坂も明かしているが、『新聞記者』は松坂というメジャー俳優が出演しているにもかかわらず、テレビでのプロモーションがほとんどできなかったという。こうして地上波のテレビでこの作品が大々的に取り上げられること自体、ほとんどはじめてと言っていい。

 松坂桃李やシム・ウンギョン、藤井道人監督らが授賞式で何を語るのか。賞の行方とともに注目したい。
(編集部)

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 安倍政権を批判する内容でありながら、日本アカデミー賞6部門にノミネートされた望月衣塑子記者原案の映画『新聞記者』。来週の発表が楽しみだが、そんななか、主演の松坂桃李がテレビではじめて、この映画について語った。しかも、この映画が政権の暗部に踏み込んでいることについても、逃げずに正面から答えた。

 2月28日放送『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)でのことだ。松坂は3月1日放送のテレビ朝日のドラマに出演するためその番宣で出演。コメンテーターの玉川徹がインタビューしたのだが、玉川が最初に切り出したのが、映画『新聞記者』についてだった。

「以前から気になっていたこと、聞きたい話として。『新聞記者』主演されましたよね」

 たしかに、玉川が松坂にインタビューするなら、この映画出演について聞こうとするだろう。

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