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萩生田光一文科相は「幸福の科学」の大学設置再申請でまた動くのか? 5年前の申請時に幸福の科学側に立って文科省に働きかけ

 周知の通り、萩生田氏は、安倍首相の親友が理事長をつとめる学校法人・加計学園の獣医学部新設をめぐり、大きな役割を演じてきた。たとえば、文科省が公開したメール文書では、「広域的に」「限り」の文言を加えるという事実上の「京都産業大学外し」を内閣府に指示していたと名指しされており、NHKがスクープした文部省の内部文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」でも、萩生田氏が文科省に対し「官邸は絶対やると言っている」「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」などと“総理案件”であることを伝えていたことが明らかになっている。

 ところが萩生田氏はこうした関与を否定。しかも、ブログに安倍首相、加計孝太郎理事長と3人仲良くバーベキューに興じる写真をアップしていたにもかかわらず、2人が友人関係にあることすら知らなかったと強弁するなど、誰にでもわかる嘘を平気な顔で吐き続けてきたのである。

 そんな厚顔ぶりを発揮した萩生田氏が今回、幸福の科学の大学設置認可のために露骨な動きをしたとしてもなんの不思議もない。

 いや、問題は幸福の科学だけではない。萩生田文科相は教育勅語を掛け軸に掲げるゴリゴリの極右思想の持ち主で、これまでもメディアや教育現場に歴史修正主義の強要、圧力をかけてきた。このままいけば、安倍首相とその最側近によるこの国の教育の“右傾化”“私物化”はどんどん進んでいくだろう。臨時国会で徹底的に追及されねばならない。

最終更新:2019.10.09 03:06

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