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安倍昭恵夫人があの和田政宗候補をトンデモ応援演説! 公選法違反の“メール選挙運動”を有権者に呼びかけ

 とまあ、森友問題における和田氏の活躍ぶりはご覧のとおり、デマを吹聴し、陰謀論を振りまくというもので、とてもじゃないが「正しいことをちゃんと発言」したとは天地がひっくり返っても言い難い。

 しかし、「まるで犯罪者であるかのようにメディアから追いかけられた」と被害者意識丸出しの昭恵氏にとっては、デマと陰謀論で抗した和田氏に恩義を感じているらしい。昭恵氏は和田氏に感謝を述べると、つづけてこう発言したのだ。

「このご恩返しをなんとか私はしたいという思いで、きょう、このような会を、増岡後援会長とともに開かせていただいたようなところでございます」

 なんと、この和田氏の「応援する会」自体、昭恵氏が企画・開催したものだというのである。しかも、「増岡後援会長」というのは、2015年のクリスマスイブに昭恵氏がFacebookに投稿した例の「男たちの悪巧み」写真で、安倍首相や加計学園の加計孝太郎理事長らとともに写っていた、鉄鋼ビルディング専務の増岡聡一郎氏のことではないのか。というのも、「応援する会」が開催された会場も、「悪巧み」パーティがおこなわれたのと同じ丸の内にある鉄鋼ビルディングだったからだ。

 しかも、昭恵氏が企画したこの「応援する会」には、和田氏とともに森友・加計問題で陰謀論やデマを撒き散らかしてきた自民党の青山繁晴参院議員や、安倍応援団によるネトウヨ番組『報道特注』メンバーである豊洲市場仲卸三代目・生田よしかつ氏も弁士として登場したのだ。

 森友問題の最大のキーパーソンである昭恵氏が音頭を取り、森友・加計問題をメディア批判にすり替えてきた和田氏を功労者として応援する──。露骨すぎて反吐が出るが、昭恵氏は1ミリも反省していないどころか、自分が何をしでかしたのか、いまだに無頓着であるらしい。でなければ、「森友問題で私を助けてくれた!」なんて無邪気に選挙応援などできないだろう。

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