この古舘の強さはいったいどこから来ているのか。それは、ネトウヨから「反日」と攻撃を受けている古舘こそが、本気でこの国を愛し、社会をよくしたいと考えているからだろう。
〈日本が好きだから
祖国を愛してるから
腐った政治をマトモに変えたい
良い国にしたい
それが俺のメンタリティー
何でもかんでも
クソでも愛するってのは
盲目に我が子を愛する
「うちの子最高」な
モンスターペアレンツと
全く同じでしょ〉(6月25日)
また、古舘はツイートを通して繰り返し繰り返し語っているのは、「黙らない」ことの重要性だ。
〈私ごときが何を言おうと世の中変わらないんです。でもそういう人間が多数になれば必ず世の中変わる。反対に皆んなが黙れば何も変わらない。
ならば、「言う」か。「黙る」か。どっち??〉(5月28日)
〈自由を守るためには自由を行使しないといけない。行使しないで忖度ばかりしてたらそのうち自由は奪われる。権力側は自由を奪い取りたいんだから〉(5月11日)
大河ドラマにも出演するような実力派の俳優がこういった言論を続けていることは、保守化が進み、権力に批判的な発言がタブーとなっている現状において、希望のひとつである。
古舘にはこれからも発言を続けていってもらいたい。その行動が日本社会の閉塞感を打ち破るための確かなきっかけのひとつになるのだから。
(編集部)
最終更新:2019.07.14 09:09