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『モーニングショー』が「マリーモンド」を“反日ビジネス”と嫌韓フェイク報道! 元慰安婦・性暴力被害者支援ブランドを攻撃

 FMGはこのような対応にいたった契機として、マリーモンドの製品に関して「慰安婦支援のブランドではないか」との指摘が社外から入ったからと説明している。

 業務に支障をきたさない私物に対して会社側がこのような制限をかける権利があるかは甚だ疑問だが、おそらくネトウヨによるものであると思われる抗議に会社が過剰反応したのは、今回『モーニングショー』が撒き散らしたような誤った認識が社会に広まってしまっているからである。

 ちなみに、浜田氏の指摘を受けた羽鳥アナは、「はい。まあ、どう受け取るかということですけれども」と、話は右の耳から左の耳に抜けて行ったという空気全開で次の話題に進行させていた。浜田氏の話は理解できていなかったし、そもそも、理解する気もなかったということだろう。

 日韓関係が悪化していくなか、韓国バッシングの企画が日々メディアで垂れ流されている。

 そうした流れのなか、韓国叩き以外の意見はタブーと化した。韓国側に立つ意見はもちろん、「韓国側の意見にも耳を傾けるべき」といった穏当な意見すら炎上の的となってしまっていて、そういったコメントを発することは許されなくなっている。

 これは『モーニングショー』だけの問題ではない。ワイドショーのほとんどすべてが韓国に対して感情的に憎悪をがなりたてる番組になってしまった。

 メディアは安倍政権の扇動に乗って、果てしなく「嫌韓」意識を煽り続けるが、大本営に迎合しひたすら戦意を高揚し続けた戦時中のメディアと何が違うのか。メディアに携わる人間はいい加減、自分たちがいかに危険で愚かなことをしているか、その重大な責任を自覚するべきだ。

最終更新:2019.02.28 02:00

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