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NGT48暴行被害でメンバーが運営の無責任体質を告発! 芸能マスコミはスルーしAKSの火消しに協力

 未成年も含む若いグループのマネージメントにおいて、メンバー間の不和やトラブルは付き物で、そうしたメンバー間のコミュニケーションをケアするのは運営の重要な仕事のはずだ。そういったマネージメントを怠っていたのはAKSの重大な過失である。

 しかも山口の発言によれば、運営は1カ月も前に事件が起き、またメンバー間でも問題が起きているとメンバーから相談されていたにも関わらず、その解消のために動かなかった。

 そもそも、AKB48のシステム自体が内部で不和が起こりやすいものであるといえる。「選抜総選挙」が象徴的な競争を煽る構造や、「恋愛禁止」といった非人道的なルールを強要している環境によるストレスは、メンバーのメンタルをむしばみ、メンバー間の軋轢を引き起こす要因になる。

 さらにそういった構造であるにも関わらず、今回運営はメンバー間のコミュニケーションをケアするよう動かなかったし、結果的に、山口は追い詰められてしまった。

 だいたいこのような重大な事件が起きてから1カ月もの長期間にわたって発表することなく隠蔽し続けたのも、メンバーの安全に対する運営の意識の低さが見てとれる。

 実際、ここまで述べてきたような、無責任体質・隠ぺい体質は、AKS、ひいては、秋元康氏がプロデュースするグループの運営に、繰り返し指摘され続けられてきたものだ。

 それにも関わらず是正されないのは、問題が起きた際に、真摯に向き合って解決策を探ろうという姿勢がないからだ。

 たとえば、2014年にAKB48の握手会で発生した襲撃事件への対応もそうだった。このとき、「握手会」というイベントのあり方自体に批判的な声が多く起きたが、その根源的な問題には向き合おうとせず、わずか2カ月半の休止期間を経ただけで再開。それだけにとどまらず、事件以来沈黙していた秋元氏が読売新聞の連載で、「傷ついた彼女たちは立ち上がり、前に進んだ」と初コメントし、「美談」にすりかえる始末だった。

 ご承知の通り、それからも「握手会」というシステムは残存し続けているが、2017年には再び襲撃事件が起きそうになった。6月に行われた欅坂46の握手会中にメンバーがファンの男から発煙筒を投げつけられたのだ。逮捕された犯人の男はナイフを所持していたうえ、明確な殺意も供述しており、警備スタッフのとっさの判断がなければ傷害や殺人事件にも発展しかねなかった大事件である。通常であれば、最低でもしばらくの間イベントは中止し、安全対策を見直してしかるべきだが、恐ろしいことに運営は翌日も握手会を強行した。

 メンバーを「ひとりの人間」ではなく、「金儲けのコマ」としか見ない。こうした運営の体質が、メンバーを危険にさらす事件を繰り返させているのではないか。

 AKSは問題と真摯に向き合う姿勢がないというのは、今回も同じだ。これだけの重大な事件でメンバー自身が発信しているにも関わらず、運営も秋元康もいまだになんのコメントも出していない。芸能マスコミもその責任を追及する様子はない。それどころか、日刊スポーツやスポーツニッポンのような子飼いのスポーツ紙は、「メンバーの関与はない」と、火消しに走っている始末だ。

 今後AKSはどのような対応をとるのか。未成年の女子も多く預かる組織として、これまで通り、このままウヤムヤにして終わらせる対応だけは絶対に許されない。

最終更新:2019.01.10 03:58

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