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『サンジャポ』でホリエモン、デーブ、西川史子がローラを「不勉強」「操られている」と攻撃! 不勉強はお前らだ

 さらに、藤田に対して杉村太蔵が「政治的発言をするときに、よく『若いくせに』『モデルのくせに』とか『タレントのくせに』とかさ、言う人いるじゃない。まったく気にする必要ないと思うよ」と言うと、藤田は「そうやって言われるから、何も言えないっていう状況」と本音を吐露。すると、杉村は「民主主義ってさ、いまあなたが思っていること、感じたこと、それを言う権利があるんだから!」と訴え、「『解決策がないなら言うな』なんてまったく(間違っている)」と吠えた。

 また、太田光も、ローラに対する「政治的発言をするな」というバッシングについて、こう指摘した。

「よく芸能人が政治的発言をするなって言うんだけど、とくに我々は時事ネタやってて『お笑いのくせに』とか言われるんだけど、すべての表現っていうのは政治的なメッセージ含んでいますよ」

 その上で太田は、ローラが身を置くファッション業界は、とりわけデザイナーの政治的メッセージがショーやコレクションで展開されていることを踏まえ、「その場所にローラがいて、ましてや世界的なファッション業界に打って出ようという意識があるなら、こういう意識をもつのは当たり前のこと」だと指摘。

 そして、テリー伊藤は、西川らの「不勉強」という非難に、こう反論した。

「西川さんは勉強不足って言うかもしれないけど、(ウーマンラッシュアワーの)村本(大輔)は最初に発言したときって勉強不足だった。彼自身もそう言っているわけね。でも、やることによって、どんどんどんどん彼なりのね、いろいろ考えているんだよ。だから、『勉強不足だから発言するな』っていうのは、すごく失礼な話ですよ! 誰しも勉強の途中なんだから」

 まさにテリーの言うとおりだろう。実際、前述したように、藤田ニコルはローラの投稿がきっかけで辺野古の問題を知ることができた。問題が広く共有化されたという意味だけでも、ローラの果たした役割は大きい。それを、「辺野古か普天間か」という安倍政権が勝手に設定した二項対立を振りかざして「不勉強」と罵り、「問題を膠着させるな」と政府の代弁で恫喝するだけのデーブや西川、ホリエモンは、ようするに影響力のあるローラを黙らせたいだけではないか。

 太田は最後に、ローラに対して政治的発言をするなと言う者たちについて「たんなるガヤだから、気にすることは全然ない」と述べてコーナーを締めたが、番組はローラを、いや、政府方針に刃向かう意見をなんとか貶めようとする「ガヤ」がいかに多いかをあぶり出す結果となった。しかし、繰り返すが、「辺野古か普天間か」は問題のすり替えに過ぎない。「不勉強」なのは誰なのかは、あきらかだろう。

最終更新:2018.12.25 07:04

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