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指原莉乃卒業でその処世術を考える! オヤジ目線を内面化し女性を攻撃、エライ人には全面同調

 しかも、女性に責任を押し付けるこうした指原のオヤジ的姿勢は、さまざまな番組でコメンテーターとして重用されるにつれて、どんどんエスカレートしていった。

 とくに『ワイドナショー』(フジテレビ)では、男権マッチョの松本人志に媚びるように、セクハラを擁護する発言も連発していた。

 たとえば、2016年、HISによる「東大美女図鑑の学生たちが、あなたの隣に座って現地まで楽しくフライトしてくれる!」というキャンペーンがセクハラだと批判を受け、企画が中止された一件を取り上げた際も、そうだった。

 HISの企画は女子大生を接待要員として扱っておりセクハラとの批判は当然のものだったが、このときも指原は、
「それよりも、それに乗っかった一般の学生さんが気持ち悪いなって」
「私はセクハラとは思わないし、女性差別? なんて言うんだろう、そういうのは思わないんですけど、ただただチヤホヤされたいんじゃないのかなと思って、その女子大生が気持ち悪いって思っただけです」

 などと、企画そのものよりも、企画に参加しようとした女子大生のほうを非難したのだ。

 同番組では、2017年にもセクハラを擁護している。地方自治体の首長2人(福井県あわら市の橋本達也市長と岩手県岩泉町の伊達勝身町長(当時))によるセクハラ事件について取り上げた際、この2つのセクハラ事件の感想を求められた指原がこんなことを言い出したのだ。

「もちろん女性が被害に遭うことに違いないし、絶対あってはいけないことだと思うんですけど。でも立て続けにこうなると、市長さんとか町長さんだと、よく思っていない人も多いじゃないですか。だからハニートラップの可能性も今後増えてくるかもしれないじゃないですか」

 さらに、橋本市長のセクハラが、女性が運転する車の中で起こったことに触れ、「ドライブに行ってるわけじゃないですか」と、女性の落ち度をあげつらうようなコメントまでしたのだ。
 
 また、指原は、自身がセクハラやパワハラの被害にあったことはないかと問われ、当然のようにこう答えたのだ。

「本当にないです。言われたことないですし、まわりもたぶんない」

 セクハラが自分にもまわりにも一切ないって……。これまでにも指原の周辺では元AKB役員がメンバーの着替えやシャワーを盗撮した画像や映像が大量に存在することが発覚した事件が報じられ、その大量画像のなかには、運営幹部や電通社員の接待をさせられている画像も見つかっている。その際、当時20歳の高橋みなみがひげ面の男性に抱きつきその勢いからかした着が見えてしまっているものや、当時18歳で未成年だった峯岸みなみが飲酒して幼稚園児のコスプレで男性の膝に座っている姿まであった。ああいうのは一般的に言えばセクハラそのものではないのか。
 
 ところが、指原は自分だけでなく、まわりもセクハラ被害にあってないと言い張った。これは明らかに、「権力を持った男たち」に媚びているとしか思えないだろう。

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