その後も、この“ネトウヨ・コンビ”は「これ(議員減数)やってからじゃないと税金あげられないというのは話が違うと思いますよ」(八代)、「結局ね、国民に興味がないんですよ。だからやってないことだけはツッツクけど、やってることに目がいかないという。もうそらもう」(せいじ)などと、安倍政権の消費税政策擁護を繰り返していたが、もはや、なんの説得力もなく、負け犬の遠吠えにしか聞こえなかった。
実際、放送終了後は、SNSでもふたりへの批判が殺到。「なめとんのか!!!」「お前絶対アホやろ、ノー味噌腐っとるやろ」「なら所得税あげて払えるあなた方が払ってよ」「二人とも、本当にオメデタイ。お花畑とはこのこと」といった批判の声があふれた。
八代やせいじはきっと「関西の番組だから、多少乱暴なことを言っても大丈夫」と考えていたのだろう。実際、ふだんは露骨な安倍政権礼賛やヘイトまがいの中韓批判を口にしても、ここまで炎上することはない。しかし、今回は、消費税というテーマで、庶民の懐具合をまったく理解していないどころか、国民を馬鹿にしていることがバレてしまったのだ。反発を招かないわけがない。
おそらく、空気を読むことに長けている八代あたりはさっそく軌道修正して、消費税に対しては慎重になるかもしれない。もちろん、全国放送の『ひるおび!』(TBS)では、絶対にこういうことは口にしないだろう。
しかし、この弁護士が「たかだか2%」という特権意識と「政権の決めたことに文句を言うな」という反民主主義的思想の持ち主であることを、視聴者はゆめゆめ忘れてはならない。
それにしても、八代といい、せいじといい、なぜこんなネトウヨみたいな質の悪いコメンテーターばかりが重宝されるのか。ちなみに、せいじはこの討論の最後、「だから変わらないって。こんな番組でこちょこちょしゃべってたって、変わるか! そんなの!」と捨て台詞をはいていたが、視聴者の多くはきっと、「だったら、おまえが小銭稼ぎでこちょこちょしゃべるのをやめろ」と突っ込んだに違いない。
(編集部)
最終更新:2018.12.26 04:55