八代弁護士が消費増税を「だって8から10に変わるだけですよ」
デヴィ夫人までが弱者の側に立つとはびっくりだが、いずれも正論すぎるほどの正論である。しかし、ここでせいじが議論に割り込んできて、こうまくしたてたのである。
「それはもう3%になる頃からね、言うてきたことで、(いまでも)なおらないということは、なおらないんですよ。だからそんなもうね。そんな無理なことは無理やって諦めましょ」
「いや無理やもん。消費税が3%になったの何年前? 80なん年? あのときからなおらん。30年待ってなおらなへんものはなおらへんで、そんなもん」
つまり、消費税3%が導入された1989年から、消費税とその使い方をめぐり政府への批判は存在した。でも未だに何も変わらないんだから、もう諦めて10%への消費増税も受け入れろ、ということらしい。この発言には出演者だけでなくスタジオの観客からも「えーっ!!」と声が上がった。
しかし、もっと唖然としたのが八代の発言だった。東国原が「軽減税率が必要で、日用雑貨にはかけない、それが最低限の条件ですわ」と、消費増税での軽減税率の必要性を主張すると、八代は、訳知り顔でこう反論したのだ。
「でもね、そのたかだか2%にその軽減税率が使うほうがコストが……」
2%増を「たかだか」って、いったいこの男はどういう神経をしているのだろう。しかし、これ、たんに口をすべらしたわけではなかったらしい。東国原が「だめ、軽減税率は絶対! 導入しなきゃだめ」と反論すると、八代は再びこう言い放ったのだ。
「だって8から10に変わるだけですよ」
これにはスタジオの観客からも「えーーーっっ!」との大きな声があがり、東国原や橋本は「あなたは金持ちだから」「これが八代の正体です」などと批判、スタジオ中が騒然となった。
しかしそんな八代に同調し、助け舟を出したのが、せいじだった。
「でも、俺、先生言う通りで、たかだか2パーよ」
「『ええっ』て(言うけど)ドーナツ2個やめたらええねんって」
「あほみたいにドーナツ食ってるからや。ほんま、もう」