欽ちゃんは、「そうか。あえてそれが誰なのかは聞かないし、ここで名前を言う必要はないよ」とそれ以上掘り下げなかったが、これがSMAP育ての親である飯島マネージャーのことを指しているのは明らかだった。
分裂騒動以降、香取の飯島氏に対する信頼についてはたびたび報じられてきたが、こんなふうに香取自身が飯島氏への思いを語るのは初めてだろう
しかも、香取は、こうした飯島氏への強い思いが、稲垣吾郎、草なぎ剛にも共通してあったと明かしている。
「実は、僕の方から彼らに「一緒にやろうぜ」と言ったわけではないんです。「あの人」と一緒に仕事していきたいという僕の思いが、あの二人にも同じように強くあった。三人の思う場所が一緒だったから、「じゃあ一緒にやろう」となったんです」
たしかに、稲垣も「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)2018年1・2月合併号のロングインタビューで、迷いながらも独立を決断した理由についてこんなふうに語っていた。
「もちろん揺れ動く部分も多かったですし。ただやっぱり絶対に捨ててはいけないものというのがあって、それはこの人とやりたいとか、このスタッフと一生やっていきたいとか、そういうことですね」
ようするに、3人は飯島氏と仕事がしたい、ただその一点を理由に、リスクをおかして、ジャニーズ事務所からの独立に踏み切ったということらしいのだ。