『キングオブコント』で沸かしたにゃんこスター(Twitterより)
先日『M-1』(テレビ朝日系)ではとろサーモンが優勝したが、いまもっともお笑い界を席巻しているお笑いコンビといえば、にゃんこスターだろう。
スーパー3助とアンゴラ村長の11歳差男女コンビ。大塚愛の「さくらんぼ」をバックになわとびを跳ぶというシュールなネタを披露し、コンビ結成わずか5カ月かつ事務所に所属していないフリーの状態でいきなり『キングオブコント2017』(TBS)準優勝。アホっぽく見えていたアンゴラ村長は、実は早稲田大学卒でIT企業に勤務中、さらに『キングオブコント』の数日後に2人は付き合っていると告白するなど、ネタに始まりコンビ結成の経緯、キャラまで何かと型破り。そのため2人がテレビに登場するたびに、ネット上では「おもしろい」「おもしろくない」、あるいはアンゴラ村長の容姿について「かわいい」「かわいくない」と賛否が入り乱れ激論が飛び交っている。
また「一発屋」「フリートークが弱い」とも言われ、たしかに“空気の読めない天然”なのか確信犯なのか判別が難しいところだが、既存のお笑いの定型とか予定調和とは違う何かをもっていると思わせる、本質をつくような発言もときどきある。
最近もアンゴラ村長のこんな発言が話題になっている。
「顔とか生まれとか、変えられないものを蔑む笑いは、もう古い」
この発言が飛び出したのは、11月29日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ)に、平野ノラ、尼神インターら先輩女芸人とともに出演した際、尼神インターの狩野誠子がアンゴラ村長に“かわいいかわいくない問題”をつっこんだときのことだった。そのやりとりを、以下におこしてみよう。